「フィールド・オブ・ドリームス」
あの日から3年。釜石市鵜住居(うのすまい)町で開かれた『ラグビーワールドカップ(W杯)2019釜石誘致応援タウンミーティング』に参加したら、そんな米国ファンタジー映画のタイトルを思い出した。
夢なのだ。壮大なる挑戦なのだ。ここにスタジアムをつくったら、新たな何かが生まれるだろう。そう信じている。
もっか釜石市民がラグビーW杯誘致に乗り出している。司会役をつとめる浜登寿雄さんがマイクで呼びかける。
「ここは3年前、震災で何もかもなくなりました。まさにゼロ状態。それがスポーツの世界大会の試合を呼ぼうという状態にまで戻ってきたんです」