聖火リレー・福知山ルート 参加ボランティア向けセミナー
4月16~17日の2日間、東京2020大会の聖火リレー・福知山ルート(5月25日)の運営に携わる公募ボランティアと市職員が対象のセミナーが開催された。このセミナーは、SSFと福知山市が取り組む「スポーツボランティアの養成とネットワーク化」に位置づけられ、澁谷茂樹・シニア政策ディレクターが講師を務めた。テーマは「スポーツボランティアの役割と意義」。ボランティアの定義や具体的な活動内容、スポーツイベントボランティアの成功事例などの紹介を通じて、聖火リレーの運営で活躍するために求められる知識や心構えが伝えられ、参加者の意欲を高めた。会場となったハピネスふくちやまでは、新型コロナウイルス感染を防ぐため、収容人数が50%以下となるよう参加者を制限し、総勢380名(ボランティア190名、市職員190名)は5回に分かれてセミナーを受講した。
その後、緊急事態宣言の延長を受け、京都府内の聖火リレーは京都スタジアムでの無観客開催に変更されたため、セミナーに参加したボランティアの活動の場は無くなってしまった。しかし、SSFと福知山市では、今回新たにボランティアに応募した人たちが、市内最大のイベントである福知山マラソン(毎年11月開催)や、来年5月のワールドマスターズゲームズ・ソフトテニス競技などの大規模イベントを中心に、市内で継続的に活躍する人材として定着していくことを期待しており、彼らの活動意欲向上につながる取り組みを続けていく予定である。