笹川スポーツ財団(SSF)は、わが国のスポーツ振興ならびにスポーツ政策の形成に寄与する、優れた「人文・社会科学領域」の研究を支援します。
- 調査・研究
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笹川スポーツ財団(SSF)は、わが国のスポーツ振興ならびにスポーツ政策の形成に寄与する、優れた「人文・社会科学領域」の研究を支援します。
以下の3テーマに該当する人文・社会科学領域の研究を対象とします。
全国74カ所の教育機関、学会、協会、団体などから111件の申請があり、外部有識者などで構成される選考委員会で厳正なる選考を経て、40件の採択研究が決定しました。
「決定通知書授与式」では、2013年度の採択研究者に、理事長の小野清子から決定通知書が授与されました。
「研究成果発表会」では、2012年度の3つの研究テーマから、代表で研究成果を発表していただき、フロアの参加者から多くの質問や意見が出されました。
「研究者交流会」では、分野の異なる研究者間で活発な情報交換が行われ、有意義な交流の会となりました。
(採択研究者、その他学識者、スポーツ推進団体、マスコミ関係者など)
2013年度笹川スポーツ研究助成の総評
選考委員長 山口泰雄(神戸大学大学院 教授)
今回で3回目となる2013年度笹川スポーツ研究助成は、111名からの申請を受付け、うち39歳以下を対象とした「奨励研究」が50件、「一般研究」が61件でした。
審査は、3テーマごとに3名の選考部会委員が担当し、「研究課題の的確性」「研究計画の明瞭性」「研究方法の妥当性」「研究内容の独創性」「研究成果の波及効果」の5つの観点で厳正に審査いたしました。さらに選考部会が審査した結果を選考委員会に諮り、「奨励研究」24件、「一般研究」16件の計40件の採択が決定しました。採択率でみると「奨励研究」は48.0%、「一般研究」は26.2%と、若手研究者の育成に力を入れていることがご理解いただけるかと思います。若手研究者の皆さんには、1年間しっかりと研究を進めていただきたいと思います。
採択された研究をみると、東日本大震災の被災地に関連した研究や女性指導者を対象とした研究、幼児期の運動指針に関する研究など、現代のスポーツを取り巻く諸問題を取り上げた研究が数多くみられ、研究成果が大いに期待されるところです。
最後に、ひとつ皆様にお願いがございます。学会誌や研究論文は、一部の研究者や院生しか目に触れず、研究知見の社会貢献には限度があります。是非、この笹川スポーツ研究助成で取組んだ研究成果を、関連の学会や学術誌で必ず発表をしてください。笹川スポーツ財団でも、皆様の成果を『SSFスポーツ政策研究 -SSF Journal of Sport for Everyone- 』にまとめて広く公表していただきますが、皆様も各自で成果の公表に努めていただきたいと思います。皆様の今後1年間の研究活動の結果、スポーツ振興に寄与できる研究成果が大いに得られることを願っております。
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