スポーツ振興を図る研究活動を支援します。
- 調査・研究
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スポーツ振興を図る研究活動を支援します。
人文・社会科学領域の研究に対し、以下の3テーマを対象とします。
全国74カ所の教育機関、学会、協会、団体などから113件の申請があり、外部有識者などで構成される選考委員会で厳正なる選考を経て、36件の採択研究が決定しました。
「研究奨励の会」では、2012年度の採択研究者一人ひとりに、理事長の小野から決定通知書が授与されました。
「研究成果発表会」では、2011年度の3つの研究テーマから、それぞれ代表で研究成果を発表していただき、参加者と活発な質疑応答が行われました。
「研究者交流会」では、分野の異なる研究者間での情報交換が行われ、有意義な交流が図られました。
(採択研究者、スポーツ推進団体、マスコミ関係者など)
2012年度笹川スポーツ研究助成の総評
選考委員長 山口泰雄(神戸大学大学院 教授)
笹川スポーツ研究助成の初年度にあたる2011年度は、28名の研究が採択されましたが、結果をみると比較的年齢層の高い研究者が多く採択されていました。そこで今年度は、39歳以下の若手研究者を対象とした「奨励研究」枠を新設し、募集を行いました。結果、申請件数113件のうち「奨励研究」が51件、「一般研究」が62件となりました。
審査の基準は明確で、3テーマごとに3名の選考部会員が担当し、「研究課題の的確性」「研究計画の明瞭性」「研究方法の妥当性」「研究内容の独創性」「研究成果の波及効果」の5つの観点で厳正に審査しています。さらに選考部会が審査した結果を選考委員会に諮り、「奨励研究」20件(採択率39.2%)、「一般研究」16件(採択率25.8%)の計36件(約2,400万円)の採択が決定しました。採択された研究をみると、スポーツの多様な現代的価値を検証する実証研究が多く、1年後の研究成果が大いに楽しみなところです。
また、昨年度の研究成果が広く活用されることを願い、選考委員会でジャーナル形式の報告書の作成を提案したところ、『SSFスポーツ政策研究 -SSF Journal of Sport for Everyone- 』として事務局でまとめていただきました。研究成果がスポーツ政策に関わる多くの方々の目に触れ、読まれることにより、人文・社会科学研究がスポーツ振興への社会貢献につながることを期待しています。
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