笹川スポーツ財団では、2023年10月に、東京23区内にある公立A小学校(以下A小学校)の1~6年生の児童および保護者を対象とし、「国際化が進む公立小学校における子どもの運動・スポーツ実態調査」を同校との共同事業として実施しました。
外国につながる(外国にルーツのある)子どもたちはふだんどのような運動・スポーツを経験しているのか。日本国内でスポーツを通じた国籍を超えた共生は実現されているのか。まずは日常生活における具体的な経験の把握を試みました。
なお分析結果の説明においては、いずれかの保護者(ひとり親の場合も含む)の第一言語が「日本語以外」である場合を「移民」、すべての保護者(ひとり親の場合も含む)の第一言語が「日本語」の場合を「日本人」と表記していますが、あくまでも本調査における分析上の暫定的な定義として用いています。