新型コロナウイルスにより一度止まったスポーツ活動も再開し始めましたが、各国、各競技団体で、感染症対策などを踏まえながらスポーツ活動再開に向けたガイドラインを発表しています。笹川スポーツ財団では、国際的なスポーツ・フォー・オールの統括組織であるTAFISAやSSF海外研究員のネットワーク等を通じて、国内外のガイドラインを収集しています。
- 調査・研究
© 2020 SASAKAWA SPORTS FOUNDATION
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スポーツ政策研究所を組織し、Mission&Visionの達成に向けさまざまな研究調査活動を行います。客観的な分析・研究に基づく実現性のある政策提言につなげています。
自治体・スポーツ組織・企業・教育機関等と連携し、スポーツ推進計画の策定やスポーツ振興、地域課題の解決につながる取り組みを共同で実践しています。
「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。
日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。
新型コロナウイルスにより一度止まったスポーツ活動も再開し始めましたが、各国、各競技団体で、感染症対策などを踏まえながらスポーツ活動再開に向けたガイドラインを発表しています。笹川スポーツ財団では、国際的なスポーツ・フォー・オールの統括組織であるTAFISAやSSF海外研究員のネットワーク等を通じて、国内外のガイドラインを収集しています。
2020年1月末に新型コロナウイルス感染者が初めて確認されたフランスでは、イタリア、スペインなどの近隣諸国に続き、生活に必要な最低限の経済活動を除く全面的なロックダウンを3月17日から国全体で開始した。当初最低15日間が予定されていた実施期間は、状況の深刻さを受け二度延長され、5月11日まで55日間にわたって続いた。その間も、国民の健康のため運動自体は認められていたが、スポーツについては制限が加えられていた。
新型コロナウイルスに関する総合的な安全度を測るための3指標 (下記を参照)に基づき、5月11日から段階的ロックダウン解除が開始されると、この制限も緩和されることとなった。
新型コロナウイルスに関する総合的な安全度を示す、色 (緑・橙・赤) による各県の区分は、 以下の 3 指標に基づいている。
これらの点のそれぞれについて、県ごとに色 (緑・橙・赤) による区分けを行い、その結果の すべてを勘案したうえで総合的な安全度を決定している。
※ 上記区分は2020年4月30日時点のもの
4月28日火曜日に国民議会においてエドワール・フィリップ首相(当時)が行った宣言、および、公衆衛生高等評議会(Haut Conseil de la santé publique)の勧告を受け、スポーツ担当大臣・ロクサナ・マラシネアヌーは、人と一定の距離を取り、許可された場所で行うのであれば、先述の3指標から総合的に判断される地域の防疫状況に応じて、屋外における個人のスポーツ活動は5月11日から許可すると述べた。
これがスポーツ活動制限緩和の第1段階であり、以後3回、計4段階に分けて制限緩和が行われた。その具体的方針はフランススポーツ省ウェブサイトにおいてプレスリリース*1のかたちで発表されている。
なお、これを補足するものとして、同省はスポーツ実施に役立つ指針やガイドラインを随時作成している。これらは同省ウェブサイトから自由にダウンロードできるようになっている*2。
以上、ここまでスポーツ活動再開の経緯について述べた。ここからは、その詳細をスポーツ省のプレスリリースに沿って時系列に紹介する。
プレスリリース発表日:2020年4月30日
タイトル:Reprise de l'activité sportive
(『スポーツ活動の再開について』)
健康および精神衛生上の観点から、すべてのフランス国民がスポーツ活動を行うことが認められた。ただし、公衆衛生高等評議会(Haut Conseil de la santé publique) の勧告により、運動・スポーツを行う者どうしは必ず一定の距離を保たなければならないとされた。
運動およびスポーツ活動は、以下の条件において可能となった:
人どうしで取るべき距離は以下のように定められた:
上記の距離が保てない類のスポーツ活動(集団競技、格闘技)については、5月11日時点での再開は不可とされた。この時点で禁止となったスポーツ種目の一覧は、本プレスリリースに続いて発表された行動指針*3 に掲載された。屋内スポーツの実施については、6月2日まで様子を見ながら再開の適切な方法を検討していくとされた。
激しい運動を行うトップレベルおよびプロのアスリートについても、定められた距離を遵守して個人で行う場合に限り、一般のフランス国民同様、5月11日から運動を再開してよいこととなった。
2か月のロックダウンの後であることを踏まえ、この段階においては、けがや感染症を避けるため、運動の時間や強度は徐々に増していくようにし、また、厚生省の指揮下で中央競技団体やスポーツリーグとともにスポーツ省が作成している医療および衛生上の手引きに基づいて活動を行うこととされた。
集団競技や格闘技の実施禁止については、トップレベルおよびプロのアスリートも例外なく対象となった。
発表日:2020年5月28日
タイトル:Déconfinement 2 : les mesures pour le sport du 2 au 22 juin 2020
(『ロックダウン解除 第2段階:2020年6月2日〜22日においてスポーツに適用される措置』)
ロックダウン解除第1段階においては、スポーツ実施者を受け入れてよいのは屋外スポーツ施設のみであった。6月2日に始まる第2段階では、政府は緑ゾーン内の屋内施設の再開も許可した。したがって、体育館やプールなどの屋内スポーツ場も、運営者である各公共団体や経営者のスケジュールに応じて一般の利用に供されることとなった。運営者のスケジュールに応じて、というのは、2か月以上の閉鎖の後ゆえ、6月2日に施設再開の準備が整わないことが想定されたからである。再開方法については、スポーツ省が作成した衛生上の手引き*6に従うこととされた。なお、橙ゾーン*6における屋内施設の再開は緑ゾーンにおけるよりも後の6月22日以降とされた。
利用者の受け入れおよびスポーツの実施にあたっては、以下に示す、衛生についての命令の厳守が義務づけられた:
緑ゾーンでは6月2日、橙ゾーンでは6月22日に再開可能となっているプールについては、スポーツ施設再開の指針で言及を行うほか、スポーツ省が6月2日火曜日に、スポーツ議員連盟(ANDES)、スポーツ施設経営者・スポーツ事業主連盟(ANDIISS)、および金融市場庁(AMF)と協働し、スポーツ施設管理者および所有者への支援員の派遣を開始することとなった。それにより、約20の施設において衛生および利用者の受け入れに関する手引きの試行が可能になると見込まれていた。この試行はあらゆるプールの再開の前提条件となるものではなく、総合水浴施設全体への支援や情報提供に資するためのものという位置づけであった。
水上スポーツ場、海辺、川の利用は、政府の許可によりフランス全土で可能となった。レジャー施設については、緑ゾーンでは6月2日、橙ゾーンでは6月22日に再開可能とされた。
スポーツ省は、スポーツ活動再開の指針*6、および、スポーツ施設に特化した指針*6を作成している。これらは定期的に更新され、同省のサイトで閲覧可能である。
5月11日以降、プロのアスリートとして活動を行う場合に限り、室内での訓練の再開と10人を越える人員で集まることが例外的に認められていたが、6月2日にはすべてのトップレベルおよびプロのアスリートのスポーツ活動が解禁されることとなった。
集団スポーツおよび格闘技については、定期検診を条件に再開が認められた。検診はスポーツ省が提出し、厚生省が有効性を確認したもので、費用はスポーツ組織および雇用者が負担することとされた。
しかしながら、この活動再開はアスリートに6月22日以前から自由な接触を許可するものではなく、継続的に医療検査を受けるという条件で、監督下において練習を行うことができるようにするものであった。そうした環境であれば、初期症状が現れているアスリートは速やかに隔離し、治癒したアスリートは綿密な確認のうえで活動に復帰させることが可能となるからである。
この時点で、エドワール・フィリップ首相(当時)は、公共空間で集まれる人数が10人以下で据え置かれるとしても、屋内施設では最大5,000人の収容を集会主催者に許可することになるだろうと発表している。
ただし、地域の状況に応じて収容人数を減らす最終的な権限は知事に委ねられていた。
また、スタジアムが観客を受け入れるのは早くても6月22日以降とされていた。
発表日:2020年6月20日
タイトル : Déconfinement 3 : les mesures pour le sport du 22 juin au 11 juillet 2020
(『ロックダウン解除 第3段階:2020年6月22日〜7月11日においてスポーツに適用される措置』)
6月22日から、集団スポーツおよび格闘技において、接触を伴う従来どおりの練習の再開が許可されることとなった。
ウイルスと接触した可能性のあるアスリートを特定し、万一実際に感染していれば隔離するために定期検診を実施していたであろう、ロックダウン解除第2段階の3週間を経て、トップアスリートについては、これらの競技種目の練習を通常と同じ条件で再開することが可能となった。ただし、徹底した医学的監察は引き続き行わなければならないとされた。
アマチュアスポーツおよびレクリエーションとしてのスポーツについては、公衆衛生高等評議会(Haut Conseil de la santé publique)の見解を受け、6月22日から集団スポーツの実施を認める決定を政府が下していた。
格闘技については、ロックダウン解除の次の段階において改めて決定がなされることとなった。この時点では、こうした、身体接触を伴う競技の通常形式での実施は不可能であり、引き続き代替的な形式*6で行われなければならないとされていた。
マイヨットとギアナを除いて、フランスは緑ゾーンの区分に入ることとなった。したがって、法的な制限に引き続き従うことになるこれらの場所以外の地域においては、管理者や所有者の準備が整った時点で、屋内外のすべてのスポーツ施設ならびにレジャー基地を一般市民に開放できるとされた。
この時点では、スタジアムはスポーツを行うためにのみ開いてよいとされていた。5,000人を上限に市民を受け入れられるようになるのは7月11日からであり、劇場や映画館などのホールにも適用可能であるような衛生上の規則の遵守がその条件とされた。そのため、この段階においては、スタジアムにおける衛生上の手引きの作成に向けた準備が並行して行われていた。受け入れ人数の上限については、7月11日に先駆けて行われる再検討の結果によっては、8月中旬に増やしてもよいこととなっていた。
なお、あらゆる場面で適用される衛生上の規則は以下の通りであった:
発表日 : 2020年7月11日
タイトル : Déconfinement 4 : les mesures pour le sport à partir du 11 juillet 2020
(『ロックダウン解除 第4段階:2020年7月11日以降スポーツに適用される措置』)
衛生面での緊急事態を脱した地域において、一般市民を受け入れる施設(すでに開かれているものであれ、それ以外であれ) は、5,000人を上限に市民を受け入れてよいとされている。ただし、すべての者が席を確保できること、各人が占める座席、または、ともに来場もしくは予約している10人未満の各グループが占める座席区画どうしの距離を最低1席分は確保することが条件となっている。
受け入れ人数の上限は、7月11日から月末にかけて行われた再検討の結果によっては、8月中旬に増やしてもよいとされた。
また、集団利用の更衣室の開放についても検討されることとなった。
7月11日以降、あらゆる身体活動およびスポーツ活動は、衛生面での緊急事態を脱したすべての地域において、従来どおりの再開が可能となっている。ついては、物理的な距離を取ることが活動の性質上難しい場合については、充分な距離が確保できなくてもやむを得ないとされ、アマチュアレベルおよびレクリエーションにおける格闘技も、衛生面での緊急事態を脱したすべての地域において実施が許可されている。
マイヨットとギアナは、現段階においても特別に制限の対象とする。
国民教育・青少年・スポーツ大臣のジャン=ミッシェル・ブランクール、および、スポーツ担当大臣のロクサナ・マラシネアヌー は、衛生面での緊急事態を脱したすべての地域において、今後は完全なかたちでスポーツを実施できるとしている。一方で、両大臣は、COVID-19感染のリスクを最大限避けるためには、咳エチケット、マスクの着用、手洗いなどの基本的な感染予防策を講じ、また、スポーツ実施時には一定の距離を確保するなど、各人および現場責任者が注意を怠らず責任をもって行動することが必要であるとも述べている。
第1段階 (5月11日~6月2日) |
第2段階 (6月2日~22日) |
第3段階 (6月22日~7月11日) |
第4段階 (7月11日~) |
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一般市民のスポーツ再開 |
すべてのフランス国民は以下の条件においてスポーツ活動を行ってよい: ・運動・スポーツ実施持続時間の制限は設けない。 ・特別に許可書(証明書)を得る必要はない。 ・居住場所から100km圏内で行う。 ・複数人で集まって行う場合、人数は最大で10人とする。 ・場所は屋外に限る。その場合も更衣室の使用は不可。 ・自転車およびジョギングにおいては、人どうしの距離は最低でも10mは取る。 ・テニス、ヨガ、フィットネスといったスポーツを屋外で行う際は1人あたり4㎡程度のスペースが確保できればよい。 ・その他の詳細については、別途発表される、活動の種類に応じた細則を参照する。 ・上記の距離が保てない類のスポーツ活動(集団競技、格闘技)については、再開は不可。 |
・公共空間において10人以上で集まらない。 ・屋内施設、屋外施設を問わず、組織(クラブ、教育団体など)でスポーツを行う際には、参加者は必ず定められた距離を取る(競争などでは10m、比較的強度の低い運動の場合は5m)。 ・集団競技や格闘技はいずれも禁止。 ・咳エチケット、マスクの着用、手洗いなどの基本的な感染予防策を各人が講じる。 ・スポーツ実施者どうしの接触は不可。 |
・集団スポーツの実施が可能。 ・格闘技など、身体接触を伴う競技は引き続き代替的な形式で行う(通常形式での実施は不可)。 |
・マイヨットとギアナを除くすべての地域においてあらゆる身体活動およびスポーツ活動が可能。 ・スポーツ実施時には一定の距離を確保する。 ・ただし、格闘技の実施など、物理的な距離を取ることが活動の性質上難しい場合は、充分な距離が確保できなくても、これを認める。 ・咳エチケット、マスクの着用、手洗いなどの基本的な感染予防策の実施は引き続き必要。 |
一般市民のスポーツ施設利用 | ・屋外スポーツ施設のみスポーツ実施者の受け入れが可能。 | ・緑ゾーン内でのレジャー基地および屋内施設(体育館、プールなど)の再開が可能。・再開方法については、スポーツ省が作成した衛生上の手引きに従う。・水上スポーツ場、海辺、川の利用はフランス全土で可能。 | ・緑ゾーン(マイヨットとギアナを除くフランス全土)内で、屋内外のすべてのスポーツ施設ならびにレジャー基地の開放が可能。 | |
ハイレベルおよびプロのアスリートのスポーツ再開 |
・定められた距離を遵守して個人で行う場合に限り運動を再開してよい。 ・けがや感染症を避けるため、運動の時間や強度は徐々に増していくようにする。 ・スポーツ省が作成している医療および衛生上の手引き*5に基づいて活動を行う。 ・集団競技や格闘技については、再開は不可。 |
・集団スポーツおよび格闘技については、定期検診を条件に再開が認められる。 ・ただし、徹底した医学的監察の継続を条件とする。 |
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ハイレベルのアスリートのスポーツ施設利用 | ・プロのアスリートとして活動を行う場合に限り、室内での訓練の再開と10人を越える人員で集まることが可能。 | ・すべてのハイレベルおよびプロのアスリートはスポーツ施設内でのスポーツ活動を再開してよい。 | ||
大会、集会、スポーツの試合などにおける一般市民の受け入れ |
5,000人(この数字は見直しの可能性あり)を上限に以下の条件で一般市民の受け入れが可能: ・すべての者の席を確保する。 ・各人が占める座席、または、ともに来場もしくは予約している10人未満の各グループが占める座席区画どうしの距離を最低1席分は確保する。 |
本記事が典拠としているのは、2020年7月11日までに発表されたロックダウン解除に関するフランススポーツ省のプレスリリースであり、そこで示されたものに代わる新たな方針は7月11日から8月17日現在まで発表されていない。
(2020年8月31日現在)
*1 ウェブサイトLe site du ministère chargé des Sports (フランススポーツ庁の公式サイト) の「Presse (プレス)」にプレスリリースの一覧が掲載されている:
http://www.sports.gouv.fr/spip.php?page=sg-recherche&id_rubrique=74&avancee=1&id_mot2=9
*2 ウェブサイトLe site du ministère chargé des Sports (フランススポーツ庁の公式サイト)内のページDes guides pratiques post-confinement liés a la reprise des activités physiques et sportives(『ロックダウン解除後の運動およびスポーツ活動再開にあたっての手引き』)に指針およびガイドライン全文(pdf)がアップロードされている:
http://www.sports.gouv.fr/accueil-du-site/actualites/article/des-guides-pratiques-post-confinement-lies-a-la-reprise-des-activites-physiques
*3 各競技の実施開始可能日が明示されているものとしては『スポーツ活動再開にあたってのガイドライン』 (Guide d'accompagnement de reprise des activités sportives) がある。全文は以下のリンク先で閲覧することができる :
http://www.sports.gouv.fr/IMG/pdf/sportsguidesportparsport_fiches-2.pdf (フランス語)
*4 『トップレベルおよびプロのアスリート向けガイドライン』(Guide d’accompagnement des sportifs de haut niveau et professionnels)も併せて参照されたい。全文は以下のリンク先で閲覧することができる :
http://www.sports.gouv.fr/IMG/pdf/sportsguideshnetprofessionnels.pdf (フランス語)
*5 『スポーツ再開にあたっての衛生上の注意』(Guide de recommandations sanitaires à la reprise sportive)を指す。全文は以下のリンク先で閲覧することができる :
http://www.sports.gouv.fr/IMG/pdf/sportsguidesanitaireetmedical.pdf (フランス語)
*6 代替的な形式の詳細については『通常の練習・実践に代わる方法の手引き』(Guide des sports à reprise différée “Jouer autrement-pratiques alternatives”)を参照されたい。全文は以下のリンク先で閲覧することができる :
旧版 http://www.sports.gouv.fr/IMG/pdf/sportsguidepratiquesalternatives.pdf
新版 http://sports.gouv.fr/IMG/pdf/sportsguidepratiquealternatives.pdf
※ 旧版、新版のいずれもフランス語。
*7 『スポーツ実践の場としてのスポーツ施設に関する注意』(Guide de recommandations des équipements sportifs, sites et espaces de pratiques sportives)を指していると考えられる。全文は以下のリンク先で閲覧することができる :
http://www.sports.gouv.fr/IMG/pdf/sportsguideequipementssportifs.pdf (フランス語)