2月7日、ソチ冬季オリンピックの開会式がオリンピックパークにあるフィシュト五輪スタジアムで開催された。ほぼ3週間に渡るボランティア活動を終えた私は、ロンドンの自宅ソファーでソチで買ってきたウォッカを飲みながらテレビを観ていた。ロシアが誇るバレエなどもふんだんに盛り込まれた演出は、ロンドンともまた異なるいかにもロシアらしさが出ていた。それぞれのオリンピックは全く違う、それが面白いのだ。そんな映像を観ながら、3週間まさに寝食を共にした仲間たちのことを想うのだった。
開幕も近づき、MMC(メインメディアセンター)にも次々と各国のテレビ局、新聞・通信社が乗り込んできた。日本のメディアの事務所にカップラーメンが大量に山積みされているのを見て、思わず笑ってしまった。
彼らのチェックインのサポート、プレスキットの準備、記者会見ホールのセットアップなど仕事が増えて、ようやくオリンピックが始まる雰囲気がでてきた。