昨年末からソチの近隣都市で自爆テロが続発し、安全面の脅威にさらされ、影響が懸念されていたが、大会期間中は厳重な警備もあり、特に不安を感じるようなことはなかった。
例えば、私たちメディアや大会関係者はもちろん、観客も子どもも含めて全員が顔写真入りのIDカードをぶら下げ、各会場への入場の際は入念な人物チェック、荷物チェックが行われていた。
パスのバーコードを読むと、予め登録された個人データのほか、顔写真が表示される。その後は、厚手のコートは脱がされ、空港にあるようなゲートをくぐったのち、男性は男性、女性は女性の担当官によるボディチェックが行われた。ポケットにうっかり入れっぱなしにしたものがあれば、リップクリームでさえも取り出してチェックされた。