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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

知る学ぶ
Knowledge

日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

角田市(宮城県) 「スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰2021」スポーツ庁長官賞受賞

20194月、角田市ならびに角田市教育委員会とSSFは、「スポーツを通じた地域活性化の実践研究における連携協力についての協定」を締結。20199月に、かくだ版地域スポーツ運営組織「スポーツネットワークかくだ(スポネットかくだ)」を設立しました。体育協会、スポーツ推進委員、公共スポーツ施設指定管理者、総合型クラブ、大学、スポーツ団体など9団体で構成され、スポーツを通じた「明るく楽しく健康で活力あるまち」の実現を目指し、健康スポーツ懇談会と各専門チームを設置、角田市のスポーツにおける課題を解決していきます。SSFは、支援・実践アドバイザーとして運営のサポートを行っています。

スポネットかくだ構成団体

設立以降、さまざまな取り組みを推進してきました。2020年には、幼児スポーツ推進のために、スポーツ庁が実施する「Sport in Life推進プロジェクト」へ参画。「かくだ版アクティブ・チャイルド・プログラム」として、市内の幼稚園、保育所、認定こども園等と連携を強化し、発達段階に応じた適切な身体活動・運動(からだを動かすことや遊び)を提供する講習会・出前講座を実施しました。

未就学児においては、「運動をしない、苦手など、幼児期から二極化がみられる」という課題に対し、幼稚園・保育所等で運動あそび出前講座を行い、94.7%の園児が運動あそびを好きになるなどの結果を得ました。

そのほかにも、令和5年度より実施される休日の運動部活動の段階的な地域移行に向けて、現状の課題等に関する情報共有を目的に、学校関係者、保護者、地域スポーツ関係者による「子どものための部活動 懇談会」の設置や生徒、保護者、教員へのアンケート調査の準備など、中学校の運動部活動の見直しに取り組んでいます。また、地元住民の健康づくり拠点の整備、スポーツイベント・大会の実施、交通公園へのキッズスペースエリア整備など、道の駅かくだとスポーツビレッジが連携し地域外との関りの中で地域や経済を活性化させる施策としてかくだ版スポーツツーリズムの推進に取り組んでいます。さらに、スポーツのもつイメージをきつい・激しい・苦しいなどから楽しい・さわやか・健康に良いものへ一新させるため、202110月にはチャレンジデーを実施しています。

スポまち!長官表彰2021

室伏スポーツ庁長官(左)と黑須市長(右)

室伏スポーツ庁長官(左)と黑須市長(右)

「スポーツ・健康まちづくり優良自治体表彰2021」(スポまち!長官表彰2021)とは、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会のレガシーとして、「スポーツ・健康まちづくり」に取り組もうとする自治体を応援するため、スポーツ庁長官から表彰されるものです。2021年度から新設されました。

そして、スポーツのチカラを活用し、地域の様々な社会課題(少子高齢化、住民健康、過疎化、経済衰退など)の解決を図ることを目的とした各自治体のアイデアや今後の総合的なまちづくり計画を審査し、30自治体を選出。角田市もスポネットかくだの取り組みが評価され、表彰されました。式典は20211214日に浅草橋ヒューリックホールで開催され、室伏広治スポーツ庁長官から黑須貫市長が表彰状を授与されました。

黑須角田市長のコメント

この度は、前例のない「スポーツ」と「道の駅」の連携からはじまった「スポーツによるまちづくり」の取り組みが名誉ある賞をいただき、大変光栄に思っております。連携協定を締結しここまでご指導いただいた笹川スポーツ財団、仙台大学の皆様に心より感謝申し上げます。これからも地域スポーツ運営組織であるスポネットかくだとともに、スポーツで元気なまちを目指していきます。ありがとうございました。