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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

知る学ぶ
Knowledge

日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

プログラム

テーマ

スポーツ・フォー・オール ~伝統と革新~

メインテーマである「Sport for All through Tradition(伝統)とInnovation(革新)」は、伝統技術・伝統文化を尊重しながら、革新的な技術やサブカルチャーなどを通じて時に世界をリードする日本のイメージにインスピレーションを得て設けられました。
スポーツ・フォー・オールの分野に置き換えると、鬼ごっこやかけっこなどの伝統的な遊びは、世代を問わず身体を動かす楽しさを喚起し、ウェアラブルデバイスや位置情報アプリを使ったウォーキングなどに象徴される技術革新や革新的なアイディアは、個々の身体能力を問わず、誰でもスポーツを気軽に楽しめる環境づくりに役立てられています。
このメインテーマには、誰でもいつでも、どこでもスポーツを楽しめる「スポーツ・フォー・オール社会」の実現に必要な伝統と革新について、多くの皆さんとともに考えたいという思いが込められています。

サブテーマ:

スポーツが幸せな長寿を創る

社会全体の急速な高齢化は日本に限らず世界の各所で進んでおり、高齢者の社会からの孤立は多くの国で社会問題化しています。私たちは、この問題に焦点を当て変化をもたらすことができると考えます。スポーツ・フォー・オールムーブメントは、高齢者の健康増進に貢献するだけではなく、彼らの孤立を解消し、社会全体の紐帯を促すものと考えているからです。

Made to Play

子どもも大人も誰もが、“Play(遊ぶ・楽しむ・発散するなどの行為の総称)”するために生まれたといって過言ではありません。しかし、私たちはいつしかそのことを忘れ、しばしばPlayすることを時間の無駄だとみなすこともあります。私たちは、Playを通じて、身体を動かすことの大切さを知り、創造性を高め、独立心を養い、身体的・精神的な強さを身につけ、自身をとりまく文化や環境との調和を図ることができるのです。

※Made to Playは、TAFISAが支持するNIKEによる子どもの身体活動増進プログラムの名称です。

スポーツ政策を形成する

スポーツ・フォー・オールの推進に携わる私たち自身は、それがもたらす多様な恩恵について理解しています。一方で、どうすればその恩恵を多くの人たちと共有し、実感してもらえるでしょうか?どうすれば、スポーツ・フォー・オールを、今、直面するさまざまな課題への解とすることができるでしょうか?私たちは、政策形成が答えのひとつと考えます。
すぐれた政策には、持続可能な変化・進化を実現し、永続的なレガシーを生み出す力があります。逆に明確に定められた政策がなければ、市民はどこに進むべきかもわからなくなります。スポーツ・フォー・オールをいかに、すぐれた政策に落とし込むべきかは非常に重要なテーマといえます。

スポーツとコミュニティ形成

スポーツ・フォー・オールは、社会において人と人とをつなぐ架け橋となり、相互理解を深める役割を果たします。世界レベルでみれば平和の構築にも貢献し、国や自治体レベルでみれば市民同士の絆を強めることにも役立ちます。スポーツ・フォー・オールを通じて、人々は、国や文化、宗教、世代、持てる能力などの違いを超えてコミュニティを形成することができるのです。

スポーツ・イノベーションが社会を変える

イノベーションは時に世界を変えます。イノベーションは現状の習慣を打ち破り、新たな流行を生み出すものです。スポーツの分野におけるイノベーションは、よりアクティブなライフスタイルを創造することにも寄与するでしょう。その延長線上に、新たな技術や新たなスポーツの開発があり、私たちがターゲットグループとする非運動実施層がスポーツに気軽にアクセスできる環境の創出があると考えます。

合同イベント “Smart Cities and Sport”

今年、第26回目を迎える「TAFISAワールドコングレス2019東京」は、スイスのローザンヌに本拠をおくオリンピック開催都市連合によるイベント「Smart Cities & Sport Summit」と合同プログラムをおこなうことが大きな特徴です。

11月14日に予定されています合同セッションでは、「スポーツとコミュニティ形成」を全体テーマとしながら、「都市における身体不活発」「イノベーション」「パートナーシップ」などのサブテーマを扱います。

世界各国の自治体、中央省庁、生涯スポーツ推進組織、オリンピック委員会の関係者、国際競技団体や国際機関の関係者など、スポーツ・フォー・オールに関するあらゆる分野から700人以上の参加が見込まれています。

Smart Cities&Sportは、効果的で持続可能なスポーツ振興施策・戦略について学び、各国のスポーツ分野の重要な関係者とつながりたいと考えるすべての自治体関係者に開かれた唯一の国際ネットワークです。年1回開催されるサミット(Smart Cities & Sport Summit)では、世界各国の自治体に共通するスポーツ分野の課題が議論されると同時に、連携や協働の機会を見出すセッションも設けられます。いわば、自治体関係者向けに特別にしつらえられた会議といえます。毎回、様々な国から60以上の自治体の関係者が参加しています。

国際的なスポーツイベントの開催を目指して参加する方、自分たちのまちに健康的なライフスタイルを普及させる方法を学びたいと考える方など、参加者の目的は多様ですが、Smart Cities&Sport Summitは、そうしたニーズに応えられるだけの新たなアイディアや情報を交換できる、最も質の高く権威あるプラットフォームと言えます。

TAFISA ワールドコングレス2019東京に参加登録された方は、11月12~13日に開催されますSmart Cities and Sport Summitに特別割引料金で参加することができます。

こちらのイベント(11/12~13)に参加希望の方はこちらからご登録ください。

Sport&Sport Summit

日程表(プログラム)

TAFISA ワールドコングレスは、各国のスポーツ監督省庁、オリンピック委員会、生涯スポーツ推進組織、研究機関、国際競技団体や国際機関など、スポーツ・フォー・オールを推進するあらゆる関係者が集い、経験や知識を共有し、人脈を形成する非常にユニークなプラットフォームです。

本コングレスのプログラムには、参加者が様々な議題について賛成・反対に分かれて議論をおこなう「議会式ディベート(House of Commons Debate)」や、スポーツによる「持続可能な開発目標(SDGs)」への貢献について考えるワークショップなど、画期的なセッションを複数用意しています。社会全体の高齢化、子どもの身体不活発・スポーツ離れなど、日本を含む多数の国に共通するグローバルな課題に対し、スポーツで何が出来るか?を、すべてのコングレス参加者とともに考えます。

グローバルな共通課題の解決につながる創造的なアイディアを生み出すには、時にコングレス開催国が有する独自の文化や伝統、価値観が大きな力を発揮します。オープニングセレモニーやセッションの合間におこなわれる開催国の伝統芸能・舞踊・音楽などのデモンストレーションは、各国からの参加者に素晴らしい刺激を与えます。スポーツに関する議論やケーススタディーに加えて、そうした文化活動が楽しめることもこのイベントの充実につながっています。こうした特徴が、各国からの参加者の興味を引き付け、長年にわたりスポーツ分野で本コングレスが高く評価されてきた理由の一つです。

ぜひ、各国からの参加者とともに、スポーツによるより良い社会づくりにつながるヒントやアイディアをプログラムに見出していただければと思います。

プログラム日程(2019.11.14時点)

日本スポーツ協会公認スポーツ指導者資格 更新研修対象プログラム

※11月14日(木)・15日(金)は、健康・体力づくり事業財団が認定する健康運動指導士・健康運動実践指導者の登録更新のための単位を取得することができます。14日:7.5単位、15日:5.5単位(当日全セッションに出席した場合)

ポスター発表申し込み

本コングレスではポスター発表のみ募集しています。

General (2019.11.12 更新)

Student Paper Award


統括団体

TAFISA

主催

Japan Sports Association
Japan Health Promotion and Fitness Foundation
Sasakawa Sports Foundation
National Recreation Association of Japan

コングレスパートナー

Smart Cities & Sport

特別協力

東京都

TAFISA
WORLD MASTER GAMES

コングレススポンサー

caravanjapan
NPO
hoken