- 調査・研究
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2011.07.05
笹川スポーツ財団は設立20年の節目を迎え、新たにスポーツシンクタンクへと事業を転換し、日本のスポーツ政策を考える組織に生まれ変わりました。シンポジウムでは、ご登壇いただいた方々からわが国のスポーツ政策についてさまざまなご意見を頂戴し、当財団からも提言を発表いたしました。
右から友近氏、増田氏、中竹氏、工藤
今回のスポーツ基本法制定にあたり、日本のスポーツは今後どう変わっていくのかを、それぞれの専門分野の視点から3名のパネリストにご討論いただきました。友近氏からはスポーツ基本法制定までの過程や「スポーツ権」のあり方について言及され、増田氏からは「競技スポーツと健康スポーツ」・「健常者と障がい者スポーツ」の“好循環”や女性の積極的な活用など、中竹氏からはスポーツ界がさらに発展するためには、これまでのスポーツの枠を超えビジネス界のノウハウ等も積極的に取り入れる必要があるなど、非常に興味深い意見がありました。
パネリスト | 友近聡朗氏(参議院議員 民主党スポーツ議員連盟事務局長) 増田明美氏(スポーツジャーナリスト・大阪芸術大学教授) 中竹竜二氏(財団法人日本ラグビーフットボール協会) |
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コーディネーター | 工藤保子(笹川スポーツ財団) |
横浜国立大学教授の海老原修氏、早稲田大学教授の武藤泰明氏より、日本のスポーツの現状について解説いただきました。これまでの研究やさまざまなデータを元に分かりやすく説明していただき、問題点や今後の課題なども多く見えてきました。
横浜国立大学教授 スポーツ白書編集委員会 副委員長 海老原修氏
早稲田大学教授 笹川スポーツ財団 スーパーバイザー 武藤泰明氏
さまざまなライフステージの中で、国民一人ひとりが望むかたちでスポーツを楽しみ、それぞれにとって最適なスポーツとの付き合い方を通して人生を豊かにしていく。そうした社会の実現に貢献するという視点で、4テーマ9つの提言を作成しました。