笹川スポーツ財団では、2年に1度実施する『4~9歳のスポーツライフに関する調査』を通じて、子どもたちの運動・スポーツの現状を明らかにしてまいりました。
本調査では、子ども(4~9歳)の運動・スポーツ活動の実態を総合的に把握し、スポーツ・フォー・エブリワンの推進に役立つ基礎資料とすることを目的としています。
最新の結果の中からポイントをご紹介します。
- 調査・研究
© 2020 SASAKAWA SPORTS FOUNDATION
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スポーツ政策研究所を組織し、Mission&Visionの達成に向けさまざまな研究調査活動を行います。客観的な分析・研究に基づく実現性のある政策提言につなげています。
自治体・スポーツ組織・企業・教育機関等と連携し、スポーツ推進計画の策定やスポーツ振興、地域課題の解決につながる取り組みを共同で実践しています。
「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。
日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。
笹川スポーツ財団では、2年に1度実施する『4~9歳のスポーツライフに関する調査』を通じて、子どもたちの運動・スポーツの現状を明らかにしてまいりました。
本調査では、子ども(4~9歳)の運動・スポーツ活動の実態を総合的に把握し、スポーツ・フォー・エブリワンの推進に役立つ基礎資料とすることを目的としています。
最新の結果の中からポイントをご紹介します。
4~9歳の運動・スポーツ実施状況をみると、過去1年間にまったく運動・スポーツを行わなかった者は1.8%であった(p41:図1-2)。「週7回以上」は52.7%であり、4~9歳の子どもの半数が定期的にからだを動かしていることがわかった。
*2009年、2011年の調査は最大3種目まで、2013年の調査は最大5種目までの回答を分析対象とした。
【図1-2】運動・スポーツ実施頻度の年次推移(頻度分類別)
資料:笹川スポーツ財団「4~9歳のスポーツライフに関する調査」2013
過去1年間に「よく行った」運動・スポーツ種目を性別にみると、男子では、1位「サッカー」48.5%、2位「おにごっこ」48.4%、3位「水泳(スイミング)」41.0%であった。女子では、1位「おにごっこ」51.5%、2位「自転車あそび」37.3%、3位「ぶらんこ」36.4%であった(p47:表1-6)。
男子では、2011年調査では6位であった「野球」が今回の調査では選外となった。
男子 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2009年(n=596) | 2011年(n=586) | 2013年(n=610) | ||||||
順位 | 実施種目 | 実施率 (%) |
順位 | 実施種目 | 実施率 (%) |
順位 | 実施種目 | 実施率 (%) |
1 | サッカー | 43.1 | 1 | サッカー | 42.7 | 1 | サッカー | 48.5 |
2 | 水泳 (スイミング) |
30.0 | 2 | おにごっこ | 31.1 | 2 | おにごっこ | 48.4 |
3 | おにごっこ | 28.2 | 3 | 水泳 (スイミング) |
31.1 | 3 | 水泳 (スイミング) |
41.0 |
4 | 野球 | 24.0 | 4 | 自転車あそび | 21.3 | 4 | 自転車あそび | 33.9 |
5 | ドッジボール | 23.0 | 5 | ドッジボール | 20.5 | 5 | ドッジボール | 31.6 |
6 | かけっこ | 14.9 | 6 | 野球 | 13.8 | 6 | ぶらんこ | 23.4 |
7 | キャッチボール | 14.1 | 7 | ぶらんこ | 12.6 | 7 | かけっこ | 18.7 |
8 | なわとび | 10.2 | 8 | かけっこ | 11.8 | 8 | かくれんぼ | 16.9 |
9 | かくれんぼ | 9.7 | 9 | かくれんぼ | 7.5 | 9 | なわとび(長なわとびを含む) | 16.4 |
10 | 空手 | 6.4 | 鉄棒 | 7.5 | 10 | 鉄棒 | 13.6 |
女子 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2009年(n=537) | 2011年(n=611) | 2013年(n=579) | ||||||
順位 | 実施種目 | 実施率 (%) |
順位 | 実施種目 | 実施率 (%) |
順位 | 実施種目 | 実施率 (%) |
1 | おにごっこ | 34.8 | 1 | おにごっこ | 36.8 | 1 | おにごっこ | 51.5 |
2 | なわとび | 31.5 | 2 | 水泳 (スイミング) |
28.8 | 2 | 自転車あそび | 37.3 |
3 | 水泳 (スイミング) |
29.1 | 3 | 自転車あそび | 24.9 | 3 | ぶらんこ | 36.4 |
4 | ドッジボール | 20.3 | 4 | ぶらんこ | 23.1 | 4 | なわとび(長なわとびを含む) | 36.3 |
5 | かくれんぼ | 15.6 | 5 | なわとび(長なわとびを含む) | 21.6 | 5 | 水泳 (スイミング) |
34.2 |
かけっこ | 15.6 | 6 | 鉄棒 | 15.1 | 6 | 鉄棒 | 30.2 | |
7 | 一輪車 | 13.6 | 7 | ドッジボール | 14.4 | 7 | かくれんぼ | 25.6 |
8 | 鉄棒 | 9.1 | 8 | かくれんぼ | 13.1 | 8 | ドッジボール | 21.4 |
9 | バドミントン | 6.9 | 9 | かけっこ | 12.9 | 9 | かけっこ | 18.8 |
10 | サッカー | 5.8 | 10 | 一輪車 | 10.5 | 10 | 一輪車 | 18.1 |
注1)よく行った」運動・スポーツ種目:過去1年間に行った」運動・スポーツのうち、実施回数の多い種目。
注2)2009年、2011年の調査は最大3種目まで、2013年の調査は最大5注目までの回答を分析対象とした。
資料:笹川スポーツ財団「4~9歳のスポーツライフに関する調査」2013
過去1年間に体育館やスタジアム等で直接観戦したスポーツを聞いたところ、男女ともに「プロ野球(NPB)」(男子16.8%、女子10.0%)が最も高い観戦率となった(p68:表5-1)。
順位 | 種目 | 全体 (n=1,199) |
男子 (n=618) |
女子 (n=581) |
未就学児 (n=321) |
小学1・2年 (n=405) |
小学3・4年 (n=469) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | プロ野球(NPB) | 13.5 | 16.8 | 10.0 | 9.3 | 13.3 | 16.6 |
2 | Jリーグ(J1、J2) | 7.8 | 13.3 | 4.0 | 5.0 | 8.1 | 9.4 |
3 | マラソン・駅伝 | 4.5 | 4.4 | 4.6 | 3.1 | 4.9 | 4.9 |
4 | 高校野球 | 2.3 | 3.1 | 1.5 | 2.2 | 1.2 | 3.4 |
5 | サッカー日本代表試合 (五輪代表を含む) |
2.1 | 2.8 | 1.4 | 1.2 | 1.7 | 3.0 |
6 | サッカー (高校、大学、JFLなど) |
2.0 | 2.6 | 1.4 | 1.2 | 1.5 | 3.0 |
7 | バスケットボール (高校、大学、JBLなど) |
1.8 | 1.6 | 2.1 | 1.2 | 1.2 | 2.8 |
8 | アマチュア野球 (大学、社会人など) |
1.3 | 1.5 | 1.2 | 1.2 | 1.2 | 1.5 |
10 | フィギュアスケート | 1.2 | 0.6 | 1.7 | 0.6 | 1.2 | 1.5 |
プロバスケットボール (bjリーグ) |
1.2 | 1.5 | 0.9 | 0.9 | 0.7 | 1.7 | |
11 | バレーボール (高校、大学、Vリーグなど) |
1.1 | 0.5 | 1.7 | 0.6 | 2.0 | 0.6 |
12 | サッカー日本女子代表試合 (なでしこジャパン) |
0.6 | 0.3 | 0.9 | 0.0 | 0.7 | 0.9 |
13 | バレーボール(日本代表試合) | 0.5 | 0.3 | 0.7 | 0.9 | 0.0 | 0.6 |
14 | 空手 | 0.4 | 0.6 | 0.2 | 0.6 | 0.5 | 0.2 |
小学生野球・中学野球 | 0.4 | 0.3 | 0.5 | 0.3 | 0.5 | 0.4 | |
直接観戦したことはない | 67.1 | 63.4 | 71.1 | 74.1 | 67.2 | 62.3 |
資料:笹川スポーツ財団「4~9歳のスポーツライフに関する調査」2013
『子どものスポーツライフ・データ2013』
最新の調査をはじめ、過去のスポーツライフ・データのローデータ(クロス集計結果を含む)を提供しています。
活用例
スポーツライフ・データ
2013年度