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「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

第2章 検証と問題提起 ~4.スポーツクラブ加入状況と定期的運動・スポーツ実施率~

国民が生涯を通じて、それぞれが望むかたちでスポーツを楽しみ、幸福を感じられる社会の形成

スポーツクラブや同好会・チーム(以下、スポーツクラブ)への加入率は、調査開始以来2割前後で推移している(2010年調査は18.8%)。加入者のほぼ半数は、「地域住民が中心となったクラブ・同好会・チーム」、つまり地域のスポーツクラブのメンバーである。また、加入者の2割が「民間の会員制スポーツクラブやフィットネスクラブ」に所属している。

週1回以上の定期的運動・スポーツ実施者について、スポーツクラブ加入者と非加入者に分けて実施率の推移を比較すると、スポーツクラブ加入者が微増傾向であるのに対し、非加入者の割合は1996年の26.9%から2010年の42.4%へと大きく増加している(図表2-3)。これは、スポーツクラブに加入していない成人が、週1回以上の運動・スポーツ実施率の増加を牽引していることを示している。いいかえれば、全国で数を増やしている総合型地域スポーツクラブは、定期的なスポーツ参加者の増加にはまだ貢献できていないと推察できる。

図表2-3 スポーツクラブ加入状況別にみる週1回以上の運動・スポーツ実施率の推移

SSF「スポーツ活動に関する全国調査」(1996~2010)より作成

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