トランポビクスの歴史・沿革
トランポビクスは1人用のミニトランポリンを使ったエクササイズで、日本が発祥である。心も身体も健康であるように脚・膝・腰に負担をかけない有酸素運動として1985年に考案された。
考案当時の日本では、アメリカのエアロビクスダンスが大流行していた。特に女性にはダイエット効果も期待され大人気だった。しかし、硬い床の上で行う激しい動きにより足腰を損傷する人が大勢おり、課題もあった。そこで、1985年に発足した日本トランポビクス協会が、ミニトランポリンを使って身体により優しい有酸素運動を行うウォーキング中心のプログラムを作成し、普及を開始した。ここがトランポビクスも歴史の始まりとなっている。
ミニトランポリンが必要であるが、従来の有酸素運動(ウォーキング)に加え、弾んでの脂肪燃焼や筋力トレーニング、ストレッチまで様々な健康増進運動を行える。そして、現在では、ヨガやピラティス、筋コンディショニング等のプログラムも開発された。より手軽で身体的負担の少ないエクササイズは、多くの女性愛好者に人気だ。体力に自信のない方や高齢者でも、自分のレベルに合わせて行うことも魅力で、健康志向が高まる中、注目度の高いトレーニングである。
トランポビクスの概要
トランポビクスは競技ではなく、トレーニングである。だからこそ、老若男女、初心者でも始めやすい。各自の運動時心拍数を守りながら、トランポビクス用に開発された小型のトランポリン、ミニトランポリン上でウォーキングを行うのが基本だ。各自のレベルに合わせて行うことができるのも魅力。
また、ミニトランポリン上で弾む動きを加えることで、脂肪燃焼効果が高まり、メタボリックシンドロームを中心とした生活習慣病の予防・改善への効果も期待される。不安定なトランポリン上での運動によって無意識のうちに筋力が鍛えられ、バランス感覚も身につくことで、肩コリや腰痛の軽減、転倒防止などにもつながる。
トランポビクスのコート・用具
日本トランポビクス協会が認定するミニトランポリン「ジョグ」は直径86cm、高さ20cm。床より柔らかく、一般的なトランポリンよりも硬くつくられているので、着地時にかかる脚や腰への負担を軽減できる。
トランポビクスの指導資格
■公認トランポビクス指導員資格
日本トランポビクス協会では公認トランポビクス指導員資格制度を設けている。講習会の受講、検定合格を経て資格が取得でる。
公式サイト
日本トランポビクス協会