マレットゴルフの歴史・発祥
マレットゴルフとは、木づちを意味するマレットという名のクラブとボールを使い、決められた打ち出し地点からできるだけ少ない打数でホールにボールを入れることを競うスポーツで、発祥は1977年に福井市の職員によって考案された、比較的新しい歴史のスポーツで、日本発の“ニュースポーツ”となっている。 当時はレクリエーションスポーツとして、職員の間で親しまれていたが、福井の近隣地域住民へと広まる中、1981年には長野県体育センターで講習会が開かれ、福井県から長野県にも広がっていった歴史がある。
その歴史から、福井県で生まれ、長野県で育った生涯スポーツといえる。
マレットゴルフには専用の用具が存在する。1981年に長野県体育センターから依頼されたスポーツ用具メーカーがゲートボールのスティックをベースに、ヘッドの両端に真鍮のリングをはめたクラブを開発した。その後改良が重ねられ、現在の形であるアルミ合金やチタンなどのメタルヘッドに、ボロンやカーボン、スティールなどのシャフトを使ったクラブが一般的となっている。ヘッドの形も円筒型の両切りタイプや砲弾のような形をしたボンバー型、つづみ型など一目でマレットゴルフとわかるものが主流だ。
専用用具の改良が進む一方で、マレットゴルフの振興も着々と進んでいった。1997年10月15日、日本マレットゴルフ協会が設立され、加盟団体12都県でスタート。そのわずか10日後の10月25日には、石川県美川町(現、白山市)において、第1回マレットゴルフ全国大会が開催された。以降、全国大会も各地で開かれるようになり、老若男女を問わず愛好者が徐々に増えてきている。1999年には中国・北京市体育祭で親善大会も開催。グローバルな展開も行っている。
マレットゴルフの概要
マレットゴルフは、基本的にゴルフと同じと言えるが、使用する用具はマレットゴルフ用に開発されたクラブを使う。直径75mmで重量210~240gのボールをゴルフのように強くショットするため、クラブは安全性を考慮した堅牢な造りとなっている。 この安全性が高いクラブが、生涯スポーツとして適しているとも言える。
コースは、林間・山間・河川・公園などどのような地形でも、その特性を生かしたコースを作ってプレーできるが、自然の中で楽しむという大きな魅力がある。
【マレットゴルフの特徴】
■一人でも楽しむことができ、二人以上でも競いながら楽しむことができる。
■ゴルフと同じ感覚で、豪快なショットとパッティングの妙を楽しめる。
■性別・年齢に関係なく、「いつでも」「どこでも」「誰とでも」楽しむことができる。
■自然を相手に広い場所で伸び伸びと打ったりと、自然の中で爽快感を味わえる。
■コースの微妙な起伏を読んでホールインワンをしたり興奮を体感できる。
■仲間と語らいながらコースを回ることは仲間作りや健康づくりに役立てることができる。
マレットゴルフのルール
マレットゴルフには、ストロークプレーとマッチプレーの2種類の競技方法がある。
■ストロークプレー:各ホールをプレーして全ホールの総打数で勝敗を決める。
■マッチプレー:各ホール毎の打数の多少で勝敗を決める。
それぞれ、個人戦と団体戦がある。
マレットゴルフのコート・用具
【クラブ】
【ボール】
公式サイト
NPO法人 日本マレットゴルフ協会