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国際情報
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「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

バドミントン

初速400km/hのスマッシュとスピーディーでタフな動きのハードスポーツ

バドミントン 歴史と沿革

バドミントン競技の起源は、イギリスに古くから伝わるバトルドーアンドシャトルコックという羽根突き遊びです。19世紀の中頃には、この遊びがイギリスのバドミントン村にあるボーフォート公爵家の邸宅、バドミントンハウスの大広間で盛んに行われていました。最初は、1人または2人で打ち合い楽しんでいましたが、その後、競技化していきました。これをきっかけに、この新しいゲームはバドミントンハウス以外の所でも楽しまれるようになり、さまざまなルールが作られていきました。当初、この競技には確たる名前がありませんでした。しかし、バドミントンハウスでのバトルドーアンドシャトルコック遊びがこの競技の始まりだったことから、1870年代にバドミントンという名称が定着したといわれています。

1893年、ロンドンにおいて、世界初のバドミントン協会が設立されました。設立の第一目的は各種ローカルルールを統一することで、このときにアソシエーションルールが制定され、近代スポーツの仲間入りを果たしました。1899年にはこのルールのもと、第1回の全英選手権が開催。1992年の第25回バルセロナ大会からはオリンピックの正式競技となっています。

バドミントンハウス


バトルドーアンドシャトルコック

バドミントン 競技方法

バドミントンは、ネットを挟み、1対1または2対2でシャトルを打ち合う競技です。種目には、男女別に行われるシングルスとダブルスがあります。さらに、男女がペアを組んで競技するミックスダブルスがあります。

バドミントン競技の特徴は、なんといっても、天然の鳥の羽根で作られたシャトルが使われることです。このシャトルの最大の特徴は、飛行速度の緩急差です。例えば、世界のトップレベル選手になると、スマッシュの初速が400km/hを超えます。これは球技種目のボール飛行速度では最速です。しかし、これが相手の手元に達するころには、60m/hぐらいに減速します。この飛行速度の緩急差は他のスポーツ種目にはみられないもので、このスピード感がバドミントン最大の魅力です。

一方、バドミントンのラケットは軽く、また、シャトルを軽く打ち合えば、その飛行速度はきわめて遅くなります。したがって、誰でも簡単にラリーを続けることができるため、老若男女が一緒にプレーしてもみんなが十分に楽しめるスポーツです。

バドミントン・競技中の様子1 バドミントン・競技中の様子2

ルール

スコアリングシステムについては、すべての種目共通で、2ゲーム先取の3ゲームマッチです。各ゲームは21点先取で行われます。ただし、20点オールになった場合は、2点リードしたサイドがそのゲームの勝者となります。しかし、29点オールになった場合は、30点目を得点したサイドがそのゲームでの勝者となります。また、得点法はラリーポイント制です。サーブ権のあるなしにかかわらず、ラリーで勝ったサイドに得点がカウントされます。

バドミントンのサービスでは、他のネット型球技と異なり、サーバーがネット近くからサーブをすることができます。したがって、攻撃的なサーブを認めるとラリーが続かなくなるため、「サーブを打つ際、シャトルは腰よりも下でなければならない」とか「サーバーが持つラケットのシャフトはシャトルを打つ際に下向きでなければならない」などと多くの規制を設けています。

バドミントン 道具・コートなど

重さ約90g、全長68cm以内のラケットを使って、重さ約5gのシャトルを打ち合います。ラケットにはカーボンやチタンなどといった素材が使われています。また、シャトルの羽根の枚数は16枚とルールで定められています。素材はガチョウの羽根が主流で、アヒルの羽根が使われることもあります。コートは長方形で、長辺は13.4mで、ダブルスもシングルスも同様です。短辺は、ダブルスで6.10m、シングルスで5.18mです。ネットの高さは、ポスト上で1.550m(5フィート1インチ)、中央部で1.524m(5フィート)です。

お問い合わせ先

財団法人 日本バドミントン協会
〒150-8050 東京都渋谷区神南1-1-1 岸記念体育会館内
TEL:03-3481-2382 FAX:03-3481-2456