笹川スポーツ財団(SSF)とPortuguese Institute of Sport and Youth (IPDJ) は相互協力関係を進展させ、友好的な関係性及び協力体制を模索するために2023年11月6日にポルトガルのリスボンにて覚書(MOU)を締結いたしました。
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笹川スポーツ財団(SSF)とPortuguese Institute of Sport and Youth (IPDJ) は相互協力関係を進展させ、友好的な関係性及び協力体制を模索するために2023年11月6日にポルトガルのリスボンにて覚書(MOU)を締結いたしました。
IPDJの役員会理事長Vítor Pataco氏およびSSF理事長渡邉の代理を務める常務理事玉澤が調印式に出席し、ポルトガル政府外務省、在リスボン日本国大使館のご担当者立ち会いの元、MOUに署名いたしました。
SSF理事長渡邉一利のコメント:
「SSFにとって初となる国際的連携協定をポルトガルのIPDJと締結することは大変光栄なことです。2019年に東京で行われた第26回TAFISA World Congressの成功にSSFのインターンとして貢献したIPDJの若きポルトガル人のリーダーがこのパートナーシップを発案し、調整役を担ってくれました。それが私たちのパートナーシップの旅の始まりでした。この覚書に基づきパートナーシップの相乗効果を高める第一歩として、スポーツおよびスポーツ関連政策の現状を共有することでより良いアイデアやプロジェクトが生まれると確信しています。さらに、スポーツを通じて相互理解をさらに進展させることができるでしょう。」
SSFは、誰もがスポーツを楽しむことで幸福感を見出すことができる社会、すなわち「スポーツ・フォー・エブリワン」社会を創るというミッションを掲げています。 IPDJは、スポーツ及び青少年の分野で総合的かつ分権的な政策を遂行するというミッションを掲げています。
この覚書の目的は、SSFとIPDJが強固な関係を確立、維持し、スポーツ・フォー・オールおよび身体活動の分野で好事例や知識を共有するといった協力的な活動を推進することにより、両組織の発展に積極的に貢献することです。SSFとIPDJは、スポーツ・フォー・オールおよび身体活動の更なる推進に向けて協力、連携、交流を深めることの恩恵を認識しており、互いに連携し合うことを大いに期待しています。
IPDJは、スポーツ組織、青少年団体、学生団体、地方自治体等の公的組織や民間組織と密に連携してスポーツおよび青少年の分野における総合的かつ分権的な政策の遂行を担う公的機関です。
IPDJのミッションは、技術的、人的、財政的資源を提供することで本格的かつ高いレベルを目指すスポーツを支援するのみならず一般の人々のスポーツ参加を促進することです。さらに、スポーツ倫理の維持も組織の重要な活動領域のひとつです。またIPDJは、青少年関連団体、青少年のボランティア活動や社会参加の促進、余暇の活用、ノンフォーマル教育(学校教育以外の教育)、国内外での情報提供、移住をサポートすることを目指しています。
本覚書に基づき知識やアイデアを共有することで両者はさらに強固な協力関係を構築し、日本とポルトガルの480年にわたる歴史を背景に、共にスポーツ・フォー・オール社会の実現に貢献してまいります。