2023年11月8日(水)、SSFの関連団体である公益財団法人B&G財団が主催する「第20回B&G全国教育長会議」が開催され、SSF渡邉 一利理事長と職員がオブザーバーとして出席させていただきました。
本会議では「地域の子どもは地域で育てる!―子どもが主役の部活動改革―」がテーマとなり、少子化の進展に伴って学校単位で持続が難しくなってきている部活動の地域移行に向けた取り組みや、子ども中心の改革の進め方についてシンポジウムを通して、先進事例の発表や活発な意見交換が行われました。
また会議に先立って、B&G海洋センターが所在している383自治体の教育長を対象に実施された「部活動の地域移行に関する現状調査」(2023年8月実施/有効回答数307)の結果が報告されました。報告の中では、回答自治体の約8割が部活動の地域移行に関してまだ検討の段階にあることや、最大の課題は「指導者不足や受け皿となる団体の確保」だと認識されていることなどが発表されました。なお、同調査の実施に際しては、SSFも調査票の作成と一部集計データの分析に協力させていただきました。
会議の総括としては「持続可能なスポーツ環境の整備」が提言され、地域が一丸となって将来にわたり子どもたちが多様なスポーツに親しめるような環境を創り、心身ともに健康な子どもたちを育てていくことが重要だという認識が出席者全員で確認されました。