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国際情報
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「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

第7回体育・スポーツ担当大臣等国際会議(MINEPS Ⅶ)が開催されました

ユネスコが取りまとめ、各国の体育・スポーツ担当大臣が一堂に会して国際スポーツ政策の優先課題等を議論する体育・スポーツ担当大臣等国際会議(International Conference of Ministers and Senior Officials Responsible for Physical Education and SportMINEPS)が2023626日から29日にかけて、アゼルバイジャンのバクーで開催されました。

今回の第7MINEPSでは、はじめて産官学の主要なステークホルダーと著名なアスリートを招いた「マルチステークホルダー・フォーラム」が開催され、「ジェンダー平等の推進」、「アフリカにおける優先課題」、「青少年のスポーツ」、「投資を促進するデータ」、「大規模スポーツイベントの持続可能性」などについて、事例共有と議論が交わされました。

特に大規模スポーツイベントの持続可能性については、成果文書の中でもユネスコに対して、スポーツイベントがもたらす社会的・環境的レガシーとその後の継続的な影響に関する認証システムの検討を、加盟国および主要ステークホルダーと協力しながら実施するように要請しています。

マルチステークホルダー・フォーラムに続いて開催された体育・スポーツ担当大臣等会議においては、オープニングの後に、下記3つのテーマに関する全体セッションが開催されました。

テーマ1 Fit for Life 国レベルでの導入
(Fit for Life: National Implementation)
テーマ2 Fit for Life 国際的なレベルでの導入
(Fit for Life: International Implementation)
テーマ3 スポーツインテグリティの維持と参加者のウェルビーイング
(Protecting the Integrity of Sport and the Wellbeing of Participants)
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テーマ12で扱われている「Fit for Life」は、202111月のユネスコ総会で発表されたスポーツを基盤としたユネスコの新たなイニシアティブです。スポーツを通じて、健康・教育・機会の不平等など、様々な社会課題に取り組むことを掲げ、「草の根スポーツへの参加促進」、「身体不活動や生活習慣病の改善に資する質の高い体育教育の実現」、「質の高い包括的なスポーツ政策の策定サポート」、「スポーツを通じた青少年のエンパワーメント」、「質の高いスポーツ教育を提供するための教師・指導者へのサポート」、「スポーツへの投資を活性化させるためのエビデンス整備」などを主な活動目標としています。

今回のMINEPSでは、「Fit for Life」を国レベル・国際レベルで、さらに推進していくため、加盟国とその他のステークホルダーで構成されるコンソーシアム「Fit for Life Alliance」を設立することが成果文書の中で宣言され、会議に参加した110ヵ国以上の加盟国とステークホルダーがこれに合意しました。

2017年にロシア・カザンで開催された第6回MINEPSから6年振りの開催となる今回のMINEPSは元々ケニア・ナイロビで開催される予定でしたが、その後理由が公式発表されないまま、時期と場所が変更されることになりました。成果文書の中には、「次回MINEPSは、優先すべき課題を多く抱えるアフリカ地域における開催をユネスコに対して要請する」という文言も記載されています。

SSFでは、今後も最新の国際情報を積極的に発信・活用してまいります。