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国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

知る学ぶ
Knowledge

日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

International Sports-Innovation-Networkとのワークショップを開催

 10月24日、International Sports-Innovation-Network(SINN-i)(※ドイツ政府より助成を受け、世界各国のアクティブ・シティに関する調査を行う産学連携のネットワーク組織)の皆様をドイツより笹川スポーツ財団(SSF)にお迎えし、スポーツ・フォー・オールのさらなる強化につながる知識やプロジェクトに関して意見交換会(ワ―クショップ)を実施しました。

 当日は、冒頭にSSFの渡邉一利理事長から開会の挨拶にあわせて日本の社会課題とスポーツ環境の現状について説明を行い、続いてTAFISA理事およびTAFISA-JAPAN理事でもあるSSFの玉澤正徳常務理事が進行役となり、SSFが提唱する「地域スポーツ運営組織(RSMO)」のコンセプトと、宮城県角田市でのパイロットプロジェクトを紹介するプレゼンテーションを行いました。

 その後、今度はSINN-i代表のEckehard Fozzy Moritz氏より、SINN-iのプロジェクト全体とその将来像についてご説明をいただきました。特にSINN-iがTAFISAと連携し、新たに提唱しているコンセプト「Joy of Movement Pioneer(JOMP)」に関しては、身体活動の楽しさに着目して、人々の身体活動を促進するという考え方について活発に意見がやり取りされました。

 ワークショップ後半ではSSFとSINN-iとの今後の活動やプロジェクトについてのディスカッションが行われました。今回のワークショップは、両者にとって、各国における「スポーツ・フォー・オール」推進のための新しいアイディアを学ぶ有意義な機会となりました。

TAFISAThe Association For International Sport for All

スポーツ・フォー・オール(生涯スポーツ、みんなのスポーツ)と身体活動の振興を通して、人々の生きる楽しみ、健康増進はもとより、社会統合や地域開発などの推進を目指すスポーツ・フォー・オール活動の国際統括機関(本部:ドイツのフランクフルト)です。世界170か国・地域に300を越える加盟団体があり、SSFは、1992年設立に設立されたTAFISA-JAPANへの参画を通じて加盟してきましたが、20226月のTAFISA総会において「National Member」としてSSF単独で加盟することが承認されました(TAFISA-JAPANへの参画は継続)。

TAFISA-JAPAN

日本の生涯スポーツの推進を目的に、1992年に日本体育協会(現 日本スポーツ協会)、健康・体力づくり事業財団、SSF、日本レクリエーション協会の4団体で日本スポーツ・フォー・オール協議会(TAFISA-JAPAN)を設立し、1993年には千葉でワールドコングレスを、また2012年には東京でTAFISA理事会を開催するなど、TAFISAの活動に様々な形で貢献してきました。現在は、日本スポーツ協会、健康・体力づくり事業財団、SSFの3団体で構成しています。