世界のスポーツ・フォー・オール団体の統括機関であるTAFISA(The Association For International Sport for All)は、新型コロナウイルスがスポーツ・フォー・オールに与えた影響と各国における対策や取り組みを共有・意見交換する場として、地域ごとにウェビナーを開催しています。これまでヨーロッパ地域とアフリカ地域でウェビナーが開催されてきましたが、2020年8月7日にはアジア地域のウェビナーが開かれ、16か国から合計45名が参加しました。
開催地域
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日付
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参加者
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ヨーロッパ
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7月13日
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15か国30名
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アフリカ
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7月31日
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16か国46名
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アジア
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8月7日
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16か国45名
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アメリカ
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今後実施予定(日程未定)
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オセアニア
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今後実施予定(日程未定)
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アジアウェビナーはTAFISA会長であるJu-Ho Chang氏(韓国)による「この危機的状況下に限らず、今後の移行期間とポスト・コロナ時代をつくりあげる中でのスポーツ・フォー・オールの重要性を強調したい」という言葉で始まり、下記の4名から各国の状況と新型コロナウイルス対策に関する取り組みの事例が共有されました。その後は自由な議論の場となり、ほかの参加者からも自国の状況に関する活発な発言と意見交換が行われました。ウェビナーの最後はTAFISA理事であり、TAFISAの地域団体であるASFAA(Asiania Sport for All Association)の事務局長でもあるHerzel Hagay氏(イスラエル)の「この危機的状況を逆に機会と捉えてスポーツ・フォー・オールを活用して、国境を超えた団結、友好、助け合いを強化していってほしい」という言葉で締めくくられました。
- インドネシア スポーツ・フォー・オール協会(Indonesia Sport for All Association (FORMI))
会長 Hayono Isman氏
- 公益財団法人笹川スポーツ財団
事務局長 玉澤 正徳
- サウジアラビア スポーツ・フォー・オール連盟(Saudi Sport for All Federation)
マネージングディレクター Shaima Saleh Alhusseini氏
- アジア太平洋経済協力スポーツポリシーネットワーク(APEC Sports Policy Network (ASPN)
スポーツイノベーション担当ディレクター Hank Huang氏 (台湾)
TAFISAの加盟組織であり、日本における生涯スポーツの推進を目的に設立されたTAFISA-JAPAN(日本スポーツ・フォー・オール協議会)を代表してウェビナーに参加した笹川スポーツ財団(SSF)事務局長の玉澤正徳からは新型コロナウイルスが日本のスポーツに与えた影響、SSF以外のTAFISA-JAPAN加盟団体(日本スポーツ協会、健康・体力づくり事業財団)が実施している取り組みの例、計画中の今後の取り組みについて発表しました。
ウェビナーの様子(TAFISA公式サイトより)
TAFISAは今後も関係者間の情報交換と議論促進のため、同様のイベントを企画していくとのことです。TAFISA-JAPANおよび笹川スポーツ財団としては、日本国内の状況と取り組み例を積極的に発信してグローバルにおけるスポーツ・フォー・オール運動に貢献するとともに、収集した海外の最新情報を国内でも発信・活用してまいります。
TAFISA公式サイト
TAFISA Webinar - Asia Successfully Gathers 45 People from 16 Countries
(http://www.tafisa.org/news/WebinarAsia)