- 調査・研究
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写真左から
空き缶積み上げに挑戦する久保田后子氏(宇部市長)と真木将樹氏(プロスポーツ昭和50年会/チャレンジデー大使)
スポーツに関する情報・人材・関係団体をつなぐネットワーク組織「宇部市スポーツコミッション」が作成した冊子
今年チャレンジデーを初実施した山口県宇部市の久保田后子市長を、笹川スポーツ財団の渡邉一利専務理事が7月27日に表敬訪問いたしました。
宇部市は2014年に「宇部市スポーツコミッション」を立ち上げ、「スポーツを楽しむ元気なひとの元気なまち・宇部市」の実現と「健康長寿のまちづくり」推進のため本格的に稼動しています。このスポーツコミッションは官民協働(学識経験者、スポーツ関係団体、健康福祉関係団体、経済団体、観光関係団体、市民活動団体、事業者、行政機関その他スポーツコミッションの活動に賛同する団体等から選出された者)の組織で、チャレンジデーでも実行委員会の中心となって活動しました。
久保田市長からは「スポーツコミッションは始まったばかり、まだまだ手さぐり状態ではありますが、観光やスポーツの大会、合宿などのスポーツツーリズムを視野に入れて取り組みたい。宇部市には2011年の『おいでませ山口国民体育大会・全国障害者スポーツ大会』でソフトテニス(国体)の会場となった素晴らしい施設もあるので、"ソフトテニスのまち"としてもスポーツを前面に押し出していきたい」と述べられました。
渡邊専務理事からは「市の取り組みとしてのスポーツコミッションではさいたま市が広く知られていますが、さいたま市は政令指定都市であり規模も異なります。今後の宇部市の取り組みにより、市民の健康づくりとまちづくりに有効なスポーツコミッションとなることを期待すると共に、笹川スポーツ財団がスポーツに関するシンクタンクとしてご協力できることがあれば何なりと申し付けていただきたい」と話し、当財団の活動や刊行物を久保田市長にご紹介しました。
「始まったばかりのスポーツコミッションで最初の大きな事業はチャレンジデーでした。対戦相手の岩手県奥州市には負けてしまいましたが、学ぶことが多く、とても参考になりました。次回は参加率を増やし、スポーツコミッションとしての充実を図りたい」と、今から来年を見据えている久保田市長が印象的な宇部市への訪問でした。