ソフトバレーボールの概要
ソフトバレーボールは、柔らかいボールを使った、4人制のバレーボールです。通常の6人制、9人制バレーボールに準じたルールで、コートはバドミントンのコートが利用できます。軽くて柔らかいボールを採用しているので、ボールのスピードも比較的ゆっくりで、安全です。また、ラリーも続きやすく、球技が苦手な人でも、性別や年齢を問わず、参加しやすいスポーツです。
子どもたちが早くからバレーボールになじめるようにと、(財)日本バレーボール協会指導普及委員会によって考案されたもので、1990年には、日本バレーボール協会内に日本ソフトバレーボール連盟が発足しました。
ソフトバレーボールのルール
プレイする人数は4人で、競技は4対4で行われます。パスは3回以内で相手のコートに返す必要があります。ただし、ブロックのワンタッチはカウントに含まれません。ボールは身体のどの部分に当たってもかまいません。
サービスは1回とし、エンドライン後方のサービスゾーンから行います。相手側のサービスしたボールを、ショート・サービス・ラインより前でアタックおよびブロックすることは反則になります。
サービスの後は、4人のプレーヤーはどの位置にいるときでもアタックやブロックができます。
1セットは15点のラリーポイント制で、3セットマッチで行われます。両チームとも14点になった場合には、2点差がつくまで行います。ただし、17点先取したチームが勝ちとなります。
ソフトバレーボールの用具
- コート:コートは13.40m×6.10mの長方形で、バドミントンのダブルス用コートを利用できます。
- ネット:バドミントンのネットを使用し、専用の補助金具を取りつけて使用します。ネット上端から1mのアンテナが出るようにします。
- ボール:ゴム製、重さ約210g±5g、円周78cm±1cm。
通常のバレーボールとの違い
通常のバレーボール(6人制)とソフトバレーボールの主な違いは以下の通りです。
ソフトバレーボール | 通常のバレーボール(6人制) | |
---|---|---|
人数 | 選手4人(交代選手は4人以内) 監督1人(監督は選手を兼ねることもできる) |
選手6人(交代選手8人以内) ベンチ登録できる選手は14人まで |
試合形式 | 1セット15点の3セットマッチ | 1セット25点の5セットマッチ |
ルール | サービス ブロック オーバーネット |
サービス ブロック オーバーネット |
コート | 縦13.4x横6.1m | 縦18×横9m |
ネット | 幅80㎝、高さ2m | 幅1m、高さ 男子:2m43cm、女子:2m24cm |
ボール | ゴム製、円周 77 – 79cm、重さ 200 – 220g | 合成皮革、5号(円周65 – 67cm、直径21cm、重さ260 – 280g) |
関連リンク
公益財団法人日本バレーボール協会
https://www.jva.or.jp/
日本ソフトバレーボール連盟
https://japan-softvolleyball.com/