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「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

自彊術

自彊術の概要

自彊術(じきょうじゅつ)とは、1916年(大正5年)に手技療法士だった中井房五郎によって創案された治療術であり健康体操です。 中井房五郎の治療を受けた実業家の十文字大元が、体操化されたその治療術を「自彊術」と名づけ、普及に努めました。
自彊術は「呼吸運動」「全身の体操」「按摩手技」によって組み立てられています。31の動作があり、個々人の身体状況に応じて、身体の可動域の際限まで、はずみをつけて反動を使って動かす全身運動です。機械・器具などは使用せず、独特の呼吸法と号令を用います。

自彊術の歴史

自彊術は1916年(大正5年)、中井房五郎(1878~1931年)によって創案され、当時の実業家十文字大元(1868~1924年)によって日本全国に宣伝普及されました。
しかし、十文字大元亡き後、指導者の不在や、欧米医学・医療等の発展などの影響を受け、自彊術は一旦廃れてしまいます。
1965年(昭和40年)東京大学医学部病理学講師・教育学部保健体育科講師であった近藤芳朗医学博士が、久家恒衛より自彊術を伝授され、その効果の医学的解明に取り組みました。また、妻の近藤幸世による正確な技術伝習などが功を奏し、再び自彊術が注目されるようになりました。
十文字大元の孫である小野田元が会長となり、1974年に自彊術普及会が設立されました。
同会が1987年には「社団法人 自彊術普及会」に、2011年には「公益社団法人 自彊術普及会」となり現在に至ります。

関連リンク

公益社団法人 自彊術普及会
http://www.jikyou.com/