歴史と沿革
ラジオ体操は1928年(昭和3年)、昭和天皇の即位を記念して逓信省簡易保険局が「国民保健体操」の名称で制定され、NHKラジオで放送されたため、「ラジオ体操」と呼称されるようになりました。
1939年(昭和14年)までに「ラジオ体操第3」までつくられましたが、第2次大戦後の1946年(昭和21年)、GHQの命令で放送中止となりました。1951年(昭和26年)になって、郵政省とNHKが現在の「ラジオ体操第1」を制定、放送が開始されました。その後、1952年(昭和27年)に「ラジオ体操第2」を制定しています。
1953年(昭和28年)からは、夏の間、全国各地で行う体操会、『夏期巡回ラジオ体操』が開始されました。現在は、『夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操』に改称され、日本の夏の風物詩として浸透しています。
1962年(昭和37年)には、1,000万人の人々に一斉に体操を行ってもらう趣旨で、「1000万人のラジオ体操祭」が開始されました。ラジオ体操最大のイベントとして、現在も継続して開催されています。
● 「みんなの体操」
1999年(平成11年)、国連の国際高齢者年にちなみ、郵政省、NHK、全国ラジオ体操連盟が協力して、「みんなの体操」が制定されました。ラジオ体操に比べて運動量が低く抑えられており、年齢や障害の有無に関わりなく、多くの人が取り組みやすい内容になっています。
実施する際の注意点
体操を正しく行うことで、健康の保持・増進に役立つと考えられています。
- 腕だけでなく、下半身も使って身体全体をしっかり動かしましょう。
- ダラダラ行わず、手足の先までしっかり伸ばし、メリハリをつけて行いましょう。
- 動きやすければ、服装は自由です。
● ラジオ体操実施会場について
*全国各地の会場は、全国ラジオ体操連盟ホームページから検索できます。
● 各地のイベント情報
*全国各地のイベント情報は、こちらから検索できます。
お問い合わせ先
NPO法人 全国ラジオ体操連盟
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1丁目14-1 郵政福祉琴平ビル5階
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