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「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

パットパットゴルフ

パットパットゴルフの概要

パットパットゴルフ(Putt-Putt®)は、ノースカロライナ州フェイエットビル出身のドン・クレイトンによって1954年に考案されました。当時、一般的だったミニチュアゴルフのコースから、風車や滝、パイプやスポークなどの要素を排除して設計された18のコースが、パットパットゴルフの最初のコースです。

1976年頃には、アメリカ国内と海外合わせて約1,300カ所のパットパットゴルフのコースがあったと伝えられています。18ホール、パー36のコースが標準化され、126種類のホールから選べるようにフランチャイズ化され、提供されていました。

標準化されたコースでは、パッティングの地面は、コンクリートの上に緑色のカーペットが敷かれ、各フェアウェイは、オレンジ色のアルミ製のフェンスで囲まれていました。ティーグラウンドは青いラバーマットで、7つのくぼみがあり、さまざまな場所に設置されます。障害物はアルミブロック、支柱、マウンド、傾斜などで構成されていました。パットパットのフランチャイズでは、18ホールのコースが3つ並んでいるものが典型的なスタイルでした。

1980年代にはミニチュアゴルフの人気が急上昇し、90年代の調査ではアメリカ国内にある3,500のコースの半数以上が1981年以降に建設されたものだったと伝えられています。

パットパットゴルフのコースは、1986年から動物の彫像を設置するようになりました。クレイトンが1989年にテキサス州キリーンで設計したコースには、噴水、山、等身大の象を含むグラスファイバー製の野生動物がありました。山の岩の中には鍾乳石のトンネルがあり、パットパットの穴がありました。山の頂上には象が、山の周りには湖があり、ワニやクジラが泳いでいました。

このような変遷を経て、家族で楽しめるミニゴルフのひとつとして、また、技術を高めて競い合う競技として、パットパットゴルフは現在でもアメリカを中心として世界各国で楽しまれています。

パットパットゴルフのルール

競技スポーツとしてのパットパットゴルフは、Professional Putters Association(プロパターズ協会)によって規定されており、ルールや競技会での賞金等はルールブックに詳細が定められています。

関連リンク

Putt-Putt Fun Center®
https://puttputt.com/

Professional Putters Association
https://www.proputters.org/