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「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

インディアカ

インディアカの起源

インディアカは、1960年代にドイツ人体育教師のカール・ハンス・クレーマー(Karlhans Kroher)によって考案されました。彼がブラジルを訪れた際に、現地で見たペトカというスポーツに着想を得て、この新しいスポーツを開発しました。「インディアン」と「ペテカ」を組み合わせて「インディアカ」と名づけられました。

その後、ドイツ国内で人気を博し、ヨーロッパを中心に広がりました。現在では、アジアやほかの地域でもプレーされています。

インディアカのルールと用具

コートとチーム構成

  • コート:バドミントンコートと同じサイズで、6.10m x 13.40mです。
  • ネットの高さ:シニア女子は1.85m、シニア男女混合、シニア男子、女子は2.00m、男女混合、男子は2.15mと規定されています。
  • チーム構成:コート内の選手は4名(男女混合の場合、女子が2~3名必要)で交替競技者は4名までです。

用具とプレー方法

  • ボール:インディアカボールは、円すい形のスポンジ部分とその後ろに羽がついています。羽の部分はプラスチックや鳥の羽を使用し、ボールの先端は柔らかい素材でできています。
  • 打ち方:インディアカボールを素手で打ち、片手でプレーします(第1打とブロックは両手使用可)。
  • 得点方法:ボールを相手コートに落とすことで得点となります。

競技の進行

  • 開始前:サービスかコートをジャンケンで決定。
  • ポジション:前列3名、後列1名。前列はアタックとブロック可能。後列はアタックライン後方からのみアタック可。
  • サービス:後列競技者がコートエンドラインの外側からアンダーハンドで行う。サービスは1回で、ネットに触れると失敗。得点されるまで同じ競技者がサービスを続ける。

得点とセット

21点で1セット。3セットマッチで2セット先取したチームが勝利となります。得点はラリーポイント制です。

打球と反則

3回以内に相手コートに返します。ブロックやネットプレーはカウントされません。

センターラインを踏み越える、同じ競技者が2回続けて触る、相手側コートのボールに触れる(ただしアタック後に手がネットを越えるのは許容)、身体や衣服がネットに触れるなどは反則となります。

ブロッキング

前列の3名が両手でブロックが可能です。ブロックは打球回数に含まれず、ブロック後に続けてボールに触れても反則とはなりません。

インディアカの競技大会と組織

  • 国際大会:インディアカの世界選手権や各種国際大会が定期的に開催されています。日本やドイツ、韓国などが強豪国として知られています。
  • 国内組織:多くの国にインディアカの国内組織があり、定期的な大会やイベントを通じて普及活動を行っています。

インディアカの魅力と利点

  • 幅広い年齢層:老若男女問わず楽しめ、特に初心者でもすぐにプレーに参加できます。
  • 健康促進:運動量が豊富で、心肺機能の向上や筋力の強化に役立ちます。
  • 社交性:チームスポーツであるため、コミュニケーション能力や協調性を養うのに適しています。

関連リンク

一般社団法人 日本インディアカ協会
https://japan-indiaca.com/