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「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

バスケットボール

バスケットボールの歴史

バスケットボールは、アメリカのスプリングフィールドで、国際YMCAトレーニング・スクールに在籍していた体育教師であるジェームズ・ネイスミスによって考案されました。
彼は、冬季の体育の授業で生徒たちが屋内で活動する方法としてゲームを考案しました。
当初は、果樹の籠を使い、サッカーボールを使用しました。最初のルールでは、ドリブルは認められず、ボールは投げることだけが許されていました。

バスケットボールはすぐに人気を博し、学校やコミュニティで広まりました。後に、ネイスミスはバスケットボールの普及に貢献しました。
人気の高まりにともない、プロフェッショナルなリーグが誕生しました。1946年には、ナショナル・バスケットボール・アソシエーション(NBA)が設立され、プロのバスケットボールリーグとして成長しました。
バスケットボールは国際的な人気を獲得し、世界各国でプレーされるようになりました。国際バスケットボール連盟(FIBA)は、世界中のバスケットボール競技の統括団体として設立され、世界選手権やオリンピック競技などの国際的な大会を主催しています。

バスケットボールのルール

  • チーム構成:バスケットボールは通常、各チーム5人ずつのプレーヤーで構成されます。コート上では、1チーム最大12人の選手が交代要員として用意されます。
  • 得点方法:チームは、相手のバスケットにボールを投げ入れることで得点を獲得します。フィールドゴールは2点、3ポイントライン外からのシュートは3点、フリースローラインからのフリースローは1点となります。
  • 試合時間:通常、バスケットボールの試合は4つのクォーターで構成されます。NBAや国際試合では各クォーター12分ですが、異なる場合があります。
  • ドリブルとパス:プレーヤーはボールを手でドリブルして進み、チームメイト同士でボールをパスし合います。ドリブルは1度止めると再び始められません。
  • 違反:バスケットボールでは、いくつかの違反があります。例えば、ダブルドリブル(ボールを2度以上ドリブルする)、トラベリング(歩いてボールを移動する)、ファウル(相手プレーヤーの進行を妨げる)などがあります。
  • アウトオブバウンズ:ボールがコート外に出た場合、最後に触れたチームがボールを相手に渡します。ボールをインバウンドするプレーヤーは、ボールをサイドラインまたはベースラインの上から投げ入れます。

これらはバスケットボールの基本的なルールの一部です。詳細なルールは、大会や競技団体の規定によって異なる場合があります。

バスケットボールのコートやゴール

バスケットボールのコートやゴールのサイズは、国際バスケットボール連盟(FIBA)やNBA(National Basketball Association)などの規定にもとづいて定められています。一般的なサイズは以下の通りです:

  • コートのサイズ:
    - 国際規格(FIBA)では、バスケットボールコートの標準サイズは長さ28m×幅15mです。コートは直線と円弧で構成され、3ポイントラインやフリースローラインがマークされています。
    - NBAでは、コートのサイズは長さ94フィート(約28.65m)、幅50フィート(約15.24m)です。NBAのコートはFIBA規格よりもやや大きめです。
  • ゴールの高さ:
    - 国際規格(FIBA)では、バスケットボールのリングの高さは地面からの距離が3.05m(約10フィート)でなければなりません。これは、ノートリムがとりつけられたリングの高さです。
    - NBAでは、同様にリングの高さは地面から10フィートです。
  • バックボードのサイズ:
    - バスケットボールのバックボードは一般的に標準的なサイズであり、幅が1.80m(6フィート)、高さが1.05m(3.5フィート)です。
  • 3ポイントラインの距離:
    - FIBA規格では、3ポイントラインの距離は最も遠い点で6.75m(約22.15フィート)です。
    - NBAでは、3ポイントラインの距離は最も遠い点で23フィート9インチ(約7.24m)です。

バスケットボールの用具と服装

  • ボール:バスケットボールをプレーするためには、適切なサイズのバスケットボールが必要です。一般的には、大人用のバスケットボールはサイズ7(公式サイズ)、若干小さいサイズ6(中学生や女性向け)、さらに小さいサイズ5(子ども向け)などがあります。
  • シューズ:バスケットシューズは、クッション性やサポート性が高く設計されています。足首の保護を提供するハイカットタイプや、柔軟性を重視したローカットタイプなどがあります。適切なフィット感とグリップが重要です。
  • ウェア: バスケットボールをプレーする際には、動きやすい運動着が必要です。Tシャツやタンクトップ、ショーツなどが一般的です。吸湿性のある素材で作られた服が快適で、汗を素早く吸収し乾燥させます。
  • 靴下:運動用の靴下を履くことで、足の快適さやサポートが向上します。特にバスケットボール用の靴下は、クッション性や吸湿性に優れているものがあります。
  • ヘッドバンドやハンドバンド:長い髪をまとめるためのヘッドバンドや、汗を拭くためのハンドバンドなどを使用できます。これらのアクセサリーは、快適さやパフォーマンス向上に役立ちます。
  • プロテクティブギア:バスケットボールには接触が伴うことがありますので、プロテクティブギアが役立ちます。例えば、肘や腕を保護するためのアームガードや、膝を守るニーパッドなどがあります。

関連リンク

公益財団法人 日本バスケットボール協会
http://www.japanbasketball.jp/

一般社団法人 日本社会人バスケットボール連盟
https://jsb-basketball.or.jp/

Fédération Internationale de Basketball(FIBA:国際バスケットボール連盟)
https://www.fiba.basketball/

一般社団法人 日本車いすバスケットボール連盟(JWBS)
https://jwbf.gr.jp/