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国際情報
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「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

SSFセミナー 『パラリンピックは障害者のスポーツ環境を変えるのか?』

~“繋ぐ”存在である都道府県障害者スポーツ協会の役割について考える~

笹川スポーツ財団(SSF)では、「障害者の生涯スポーツ振興のための環境整備」を重点テーマとして、研究調査活動を行っております。障害者がスポーツに参加しやすい社会をつくるためには、地域の障害者スポーツ協会を中核とし、「医療」「リハビリテーション」「学校教育」「福祉」の各分野で連携・協働することが不可欠と提言しています。

今夏に行わた東京パラリンピックでのアスリートの活躍により、障害者スポーツに対して多くの注目が集まりました。この盛り上がりを、障害者の生涯スポーツ振興につなげるには、どうすべきかを考えるセミナーを開催し、600名超える多くの方々に参加いただきました。

日時
2021年11月15日(月)10:00~12:00
形式
オンラインセミナー
登壇者
・鶴岡 美空氏(SSF地域スポーツイノベーター
・藤田 勝敏氏(東京都障害者スポーツ協会)
・角正 真之氏(大阪市障害者福祉・スポーツ協会)
・遠藤 恵美氏(福島県障がい者スポーツ協会)
・三上 真二氏(日本パラスポーツ協会)
 (登壇順)
コーディネーター 小淵和也(笹川スポーツ財団)
参加費
無料

登壇者プロフィール

鶴岡 美空 SSF地域スポーツイノベーター

2013年4月、社会福祉法人太陽の家 障害者支援施設ゆうわに介護員として入職。
2018年5月に大分県障がい者スポーツ協会にSSF地域イノベーターとして配置される。
現在は、社会福祉法人太陽の家にて主に、日常生活で介護を必要とする障がい者に対し、ボッチャや卓球バレー等のスポーツ訓練や、筋力トレーニングなど個別に応じた支援をおこなっている。

藤田 勝敏 (公社)東京都障害者スポーツ協会

1993年、東京都障害者スポーツ協会に入職。2012年に連絡調整担当室長に就任し、「スポーツ祭東京2013」成功に貢献。その後、スポーツ支援課長、地域スポーツ振興課長を歴任し、2021年よりスポーツ振興部長を務める。
東京パラリンピック後の障害者スポーツ振興のために、環境の整備や人材育成、障害者スポーツへの理解促進事業、競技力の向上施策などを行っている。

角正 真之 (福)大阪市障害者福祉・スポーツ協会

2007年、大阪市障害者福祉・スポーツ協会に入職、長居障がい者スポーツセンターに配属され、スポーツ指導員として勤務。2013年には、障がい者スポーツ協会業務を担当する「スポーツ振興室」に配置転換され、地域団体とのコーディネート役を務めるなど、主任として地域における障がい者スポーツ振興事業を担当。
2017年からは、日本パラスポーツ協会技術委員として、全国的な地域振興にも関わる。

遠藤 恵美 (公財)福島県障がい者スポーツ協会

2000年シドニーパラリンピック 車いすバスケットボール銅メダリスト
小学5年でバスケットボールをはじめる。1996年アトランタ大会(5位)から、2000年シドニー大会(銅メダル)、2004年アテネ大会(5位)、2008年北京大会(4位)と4大会連続出場。日本代表チームの上位進出に貢献。
2015年に現役を引退。現在は、福島県障がい者スポーツ協会に勤務し、地域における障がい者スポーツの普及活動を行っている。

三上 真二 (公財)日本パラスポーツ協会

1986年、日本身体障害者スポーツ協会(現:日本パラスポーツ協会)に入職。1997年に退職後、大阪市障害更生文化協会(現:大阪市障害者福祉・スポーツ協会)入職。
同協会障がい者スポーツ振興部スポーツ課副主幹、大阪市長居障がい者スポーツセンター館長を歴任。
2019年に退職し、日本障がい者スポーツ協会入職。2021年よりスポーツ推進部長を務める。
障がい者スポーツ環境の整備や指導者育成を行っている。

セミナーの様子

SSFセミナー 『パラリンピックは障害者のスポーツ環境を変えるのか?』の様子

左上:小淵 和也(SSF政策ディレクター) 中央上:藤田 勝敏氏(東京都障害者スポーツ協会)、右上:三上 真二氏(日本パラスポーツ協会)、左下:鶴岡 美空氏(SSF地域スポーツイノベーター)、角正 真之 氏(大阪市障害者福祉・スポーツ協会)、遠藤 恵美氏(福島県障がい者スポーツ協会)

■登壇者コメント

鶴岡 美空氏「イノベーターとして活動した結果を、他地域の障害者スポーツ推進に横展開していただきたい」
藤田 勝敏氏「区市町村、民間企業などと連携しながら、障害のある方の生涯スポーツ実現に向けて進んでいく」
角正 真之氏「障害者スポーツ発展のため、拠点の障がい者スポーツセンター運営と地域展開の両輪をまわしていく」
遠藤 恵美氏「共生社会実現のために、障害の有無にかかわらないスポーツを通じた社会参画が必要」
三上 真二氏「今後の障害者スポーツ推進のキーワードは"連携"。コーディネイト機能の充実が重要である」

チラシ(PDF:2.11MB)

▲チラシ(PDF:2.11MB)

障害者のスポーツの日常化に向けた調査・研究

障害の有無に関係なく誰もがスポーツを楽しめる共生社会の実現、障害者のスポーツの日常化に向けて調査・研究活動を行っています。国内に障害者を受け入れる施設はどの程度存在するのか?施設の利用者数は?障害者が施設を積極的に利用するために必要なことは?調査データ、外部組織との共同実践研究、得られた結果からの提言を通し、障害者のスポーツ環境の充実に向けた調査・研究活動です。

笹川スポーツ財団、障害者のスポーツの日常化に向けた調査研究

【お問い合わせ】
笹川スポーツ財団 広報
TEL:03-6229-5300
メール:info@ssf.or.jp