「スポーツ・フォー・エブリワン」を推進する笹川スポーツ財団(以下:SSF)は、本年度より北九州市福祉事業団(福岡県北九州市 理事長:永富 秀樹)と、障害者のスポーツの日常化に向けた実践プログラムを開始いたします。
障害者が日常的にスポーツに親しめる環境を整える上での最大の課題は、障害者専用スポーツ施設と指導人材の不足です。そこでSSFでは、2011年以来「地域の障害者専用スポーツ施設が拠点(ハブ施設)となり、近隣の公共スポーツ施設(サテライト施設)などとのネットワーク化を進めることで、施設・指導人材不足に対応すべき」(以下、施設ネットワーク化)と提言してまいりました。
北九州市には、地域の障害者スポーツの拠点となる障害者スポーツセンター「アレアス」があり、また日常的に障害者スポーツをささえるスポーツボランティアグループである「SKET」が存在します。(アレアス、SKETの詳細は文末をご参照)
今般、SSFの提言に基づき、北九州市福祉事業団がアレアスを起点に市内の体育館と公民館やコミュニティセンターをネットワーク化し、SKET所属のスポーツボランティアにサポートいただくことで指導人材を確保する取り組みを実践する運びとなりました。「北九州市モデルプログラム」とも呼べる本プログラムを6月7日より開始します。