Search
国際情報
International information

「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

知る学ぶ
Knowledge

日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

スポネットかくだ 組織体制 詳細

新たな地域スポーツプラットフォーム「地域スポーツ運営組織(RSMO)」

懇談会と専門チーム

スポネットかくだは、構成団体・関係団体間で円滑な連絡調整:①課題の抽出・整理→②課題解決の優先度分析→③解決策の検討→④役割の分担を行い、①②は懇談会を開催、③④は専門チームを設置し、スポーツで地域の課題を解決します。

kakuda_index3.jpg

スポネットかくだ設立時、さまざまな年代の健康スポーツに関する課題を把握するため、健康スポーツ懇談会を開催。また、スポネットかくだの取り組みを発信する情報発信チームを常設設置し、Kスポと道の駅かくだの連携について検討するKスポと道の駅の健康拠点化チームも設置しました。現在は3つの懇談会、5つの専門チーム体制となっています。

スポネットかくだ 組織体制図

スポネットかくだ 組織体制(2024年12月時点)

スポネットかくだ 組織体制(2024年12月時点)

角田市のスポーツの課題を整理

角田市のスポーツ事業は多岐に渡り、また、さまざまな課題が山積しています。すべての課題に取り組むのは難しいため、下記の3点を明確化し、課題解決の優先度分析を行います。

①区分の明確化

スポーツ事業を、2つの区分「インナー施策」と「アウター施策」を用いて整理。

●インナー施策=地域の体育協会や総合型地域スポーツクラブ、行政等により、スポーツ環境を充実させ住民のスポーツ参加機会を促進する施策
●アウター施策=各地域においてスポーツコミッション設立を契機に、スポーツを活用し、地域外との関わりの中で地域や経済を活性化させ交流人口を増やす施策

※RSMOではこの両方の施策を担う「ハイブリッド型事業体」を提唱
※引用文献:原田宗彦「スポーツ都市戦略」2016

②基準の明確化

その課題解決がどの程度効果があるのかで、優先度の基準を設定します。将来ビジョンを指標化できる具体的表現に置き換え、その課題を解決することで「スポーツを楽しむ人をどれだけ増やすことができるか」を基準とします。

③期間の明確化

スポネットかくだは、持続可能な体制・しくみを構築し将来ビジョンの実現を目指します。地域スポーツが抱える根本的な課題解決を想定しているため、5・10年と中長期的な視点で優先度の分析を行います。

インナー施策とアウター施策の課題

健康スポーツ懇談会でライフステージごとの「するスポーツ」の課題を抽出・整理。さまざまな課題が出る中で「運動していない層にいかに運動してもらうか」という課題が全団体からあがり、課題の分析を行いまいした。

kakuda_index4.jpg

<インナー施策>

■優先課題A:いかにより多くの人にスポーツを楽しんでもらうか(よりアクティブに)
「運動していない層にいかに運動してもらうか」という課題解決は、優先度の基準に直結することから、表現を整理し優先課題Aとしました。

■優先課題B:いかにスポーツの持つイメージを一新するか
スポーツのもつイメージが、特に競技スポーツから”苦しい” ”きつい” などと連想され、スポーツを楽しむ心理的ブレーキとなっている状況が顕在化。スポーツのイメージを”楽しい” ”健康に良い”などへ一新することが重要です。

<アウター施策>

■優先課題:かくだ版スポーツツーリズムの推進=道の駅とKスポが連携し、いかに地元で賑わうか
角田市では、2016年に地域活性化を目的にChallenge Million 2016協議会を設置。ヘルスツーリズム・スポーツツーリズムの展開を図り、2017年3月に「かくだ版のスポーツツーリズムの推進計画」を策定しました。スポーツと道の駅の連携について「角田中央公園等の利用者を増やす」などの基本方針を設定しており、これらを軸に課題を整理しています。

課題解決に向けたスポーツ事業区分

インナー施策:優先課題Aの解決方法

優先課題Aを根本的に解決する際、「全世代すべての人」を対象とすると難しい取り組みとなるため、対象世代の設定課題を解決した場合の効果課題解決の難易度から具体的な解決方法を探ります。

■第1優先「幼児スポーツ」の課題解決/乳幼児チーム
幼少期に運動神経の8割が形成され、幼少期の運動習慣はその後の運動習慣にも影響すると言われます。幼少期の運動習慣は、各ライフステージでもスポーツを楽しむ人を増やす効果が想定されるため、第1優先としました。日本スポーツ協会が開発した、子どもが発達段階に応じて身につけておくことが望ましい動きを習得するプログラム、「アクティブ・チャイルド・プログラム(ACP)」の角田版を実施します。

■第2優先「中学校部活動」の課題解決/部活動チーム
小中高のスポーツは高い効果が期待できますが、解決に向けての連携や調整に時間を要すると想定されます。また、小学校のスポーツは「幼児スポーツ」の延長線上で検討できる可能性があるり、中学校の運動部活動は地域移行など全国的に変革期にあることから、「中学校部活動」の課題解決に取り組みます。

インナー施策:優先課題Bの解決方法

スポーツのもつイメージ、特に競技スポーツから「苦しい」「きつい」「激しい」などと連想されやすく、そのことがスポーツを楽しむ心理的ブレーキとなっている状況が顕在化しました。このイメージを「楽しい」「さわやか」「健康に良い」などへ一新し、スポーツをしていない層・苦手な層にも、スポーツを楽しんでもらえる風土醸成を目的とし、具体的解決策を講じていきます。

①オール角田で取り組むシンボル事業によるイメージの一新/健康チーム
・住民総参加型スポーツイベント「チャレンジデー」の実施
チャレンジデーを通し、スポーツのもつイメージの一新を効果的に全市民、地域、団体、企業に対して行います。

②一番発信力のある言葉でイメージの一新/スポネットかくだ会議、情報チーム
・子どもから家族への言葉
過去、角田市では、小学生にゴミの分別教育を施したところ、親、祖父母も分別を行うようになった事例が報告されました。この事例をあてはめ、家庭内において子どもから「健康のために一緒にスポーツをしよう!」と発信することで、家族全体でスポーツを楽しんでもらう、という方法を実施します。

③ささえるスポーツ側からのイメージの一新/スポネットかくだ会議、情報チーム
・各スポーツ団体からの発信
スポーツをささえる側、即ち、スポーツ振興の中心となる各スポーツ団体が、団体や大会名称を変更することで、スポーツのもつイメージに対する壁を無くします。

アウター施策:優先課題の解決方法

ChallengeMillion2016で策定した「かくだ版のスポーツツーリズムの推進計画」を軸に、スポネットかくだ設立以前からの課題・取り組みを整理し課題解決に取り組んでいきます。

①健康拠点強化/健康チーム
 目的:平日の集客→スポーツ教室やイベントの開催など
②幼児遊びの拠点化/乳幼児チーム
 目的:平日・土日の集客→親子教室や幼児の運動場所の整備など
③賑わいの拠点化/スポネットかくだ
 目的:土日の集客→KスポのイメージUP、スポーツイベント開催・誘致など

スポネットかくだの最新イベント情報をキャッチ!

今週末のKスポのイベントや角田市で開催される大会情報、角田市スポーツ交流館『親子のあそび場』情報など盛りだくさん!

  • スポネットかくだ
  • INSTAGRAM
  • X
  • FB