第27回 TAFISAワールドコングレス2022が、スロベニアのポルトローシュで2022年6月8日~12日の期間、開催されました。
現地時間の10日、TAFISA総会にて、4年に1度改選されるTAFISA理事選も実施され、SSF常務理事の玉澤 正徳が新理事に就任いたしました。
日本人では3人目(青木 髙 氏「健康・体力づくり事業財団」 任期:1991年~1997年、山口 泰雄 氏「流通科学大学」 任期:2009年~2022年)となり、元ドイツオリンピックスポーツ連盟職員のWolfgang Baumann新会長をはじめ、オランダや韓国など世界各国から選出された12名の理事とともに、2025年まで3年の任期を務めます。
今後はより一層、すべての人がスポーツを楽しめる社会づくりに向け、世界と日本の架け橋として尽力して参ります。
玉澤 正徳 コメント「アジアを牽引し、スポーツの価値を世界に発信」
「スポーツには、人を幸せにするチカラがある」と、すべての人々がそう強く信じることができる社会を、スポーツ・フォー・エブリワン社会とSSFでは呼んでいます。 これは、TAFISAの根底にある考え方に通じるものであり、日本だけではなく、海外にも広げていくことで、国や宗教や文化、歴史、価値観の違いを超えて、スポーツが人々をつなぐ触媒となる社会づくりに貢献します。これまでの経験・知見を最大限に活かし、国内事例の積極的な発信や専門家たちとの懸け橋になるだけに留まらず、アジア地域を代表するTAFISA理事として地域を牽引し、世界にスポーツの価値を発信していきます。
■玉澤正徳 プロフィール
岩手県盛岡市出身。
1999年、日本船舶振興会(現:日本財団)入会。国際協力グループ等の業務に従事。2009年より、日本財団の関連団体であるSSFに入職。経営戦略を中心とした業務に従事。2019年事務局長に就任。2021年より現職。
10歳からラグビーをはじめ、高校・大学とラグビー部の所属。「One for All, All for One」というラグビーの哲学をモットーとする。1971年生まれ、51歳。
【TAFISAと笹川スポーツ財団】
SSFはTAFISA-JAPANの一員として、さまざまな事業を通しTAFISAに貢献してきました。
1993年、TFISAが主催するワールドチャレンジデーを、SSFがコーディネーターとして日本で初めて開催。運動のきっかけ作り・健康増進などを目的に、2022年に30周年を迎え、これまでに国内の延べ参加人数3,700万人超(SSF調べ)の住民総参加型スポーツイベントに成長しました。同年、TAFISAワールドコングレスを千葉で開催しました。
日本としては2回目の開催となる2019年のTAFISAワールドコングレス東京では、78ヵ国から約600人のスポーツ振興関係者が参加し、スポーツを通じた健康長寿や子どもの身体活動についての活発な議論がなされました。そのほか、TAFISAが主催する国際会議などで、日本の運動・スポーツ実施状況の調査結果を発表しています。現在は、TAFISAの中長期的目標「TAFISA Mission 2030」の達成向けて、定期的な調査・研究を実施しています。
※TAFISA Mission 2030:「スポーツによるSDGsへの貢献」を目指して2017年に策定した行動指針。ジェンダーの平等やアクティブシティ、健康とウェルビーイングなど12テーマ。