6月29日(金)18時半より、笹川スポーツ財団(SSF)会議室において第1回のスポーツアカデミーが行われました。
第1回目のテーマは、「スポーツ白書~スポーツが目指すべき未来~」の第1章「日本人のスポーツ参加動向」でした。当日は、全体で20名の出席がありました。
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スポーツ政策研究所を組織し、Mission&Visionの達成に向けさまざまな研究調査活動を行います。客観的な分析・研究に基づく実現性のある政策提言につなげています。
自治体・スポーツ組織・企業・教育機関等と連携し、スポーツ推進計画の策定やスポーツ振興、地域課題の解決につながる取り組みを共同で実践しています。
「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。
日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。
6月29日(金)18時半より、笹川スポーツ財団(SSF)会議室において第1回のスポーツアカデミーが行われました。
第1回目のテーマは、「スポーツ白書~スポーツが目指すべき未来~」の第1章「日本人のスポーツ参加動向」でした。当日は、全体で20名の出席がありました。
横浜国立大学 教育人間科学部
海老原 修 教授
講義は、メイン講師の海老原 修 先生(横浜国立大学)による「(スポーツの)自由さを保障するためには実態を的確に把握」することが必須、という章全体のテーマについての説明に始まり、SSFスポーツ政策研究所の澁谷 茂樹 主任研究員による主要データの解説、海老原先生による補足・総括という流れで実施されました。
データの解説では、国民の定期的な運動・スポーツ実施率に関する調査結果が、内閣府による調査とSSFによるもので異なるのはなぜか?過去10年間の国民の運動・スポーツ実施率の上昇を支えてきた年齢層はどこか?運動・スポーツ実施率の国際比較は妥当なのか?など、複数の項目が取り上げられました。
笹川スポーツ財団
スポーツ政策研究所 主任研究員
澁谷 茂樹
最後に行われた質疑では、参加者から「他国では実施率の調査対象年齢を10代からにしているが、SSFでは10代の調査は行っているのか?」、「調査結果から国や自治体のスポーツ施策に対し、どのような指摘が出来るのか?」など複数の質問が出されました。質問に対しては、SSFによる「10代の運動・スポーツ活動に関する全国調査」や本アカデミー第5回で予定の「子どものスポーツ」の内容紹介、国による成人のスポーツ実施率向上施策に対するSSFの調査結果に基づく過去の指摘の解説などが行われました。予定の時間いっぱいまで質疑が行われ、充実したアカデミーとなりました。