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国際情報
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「スポーツ・フォー・オール」の理念を共有する国際機関や日本国外の組織との連携、国際会議での研究成果の発表などを行います。また、諸外国のスポーツ政策の比較、研究、情報収集に積極的に取り組んでいます。

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日本のスポーツ政策についての論考、部活動やこどもの運動実施率などのスポーツ界の諸問題に関するコラム、スポーツ史に残る貴重な証言など、様々な読み物コンテンツを作成し、スポーツの果たすべき役割を考察しています。

3.調査結果(3)

3. 調査結果(3)

(3)パラリンピック選手が感じるオリンピック選手との違いについて

パラリンピック選手とオリンピック選手との違いについて尋ねたところ(図4参照)、半数以上の51.2%が「競技団体の組織力・経済力」と「一般の人の関心」をあげ、次いで「競技環境」(46.0%)、「マスコミの扱い」(33.9%)、「スポンサー」(30.7%)であった。前回調査では、「競技団体の組織力・経済力」(57.2%)、「スポンサー」(54.6%)、「練習環境」(40.1%)、「一般の人の関心」(35.5%)、「マスコミの扱い」(24.3%)であり、順位に多少の変動は見られたものの、ほぼ同じ項目がオリンピック選手との差異として認識されていたことがわかる。この質問はコーチ・スタッフにも実施したが、上位5位は順位の違いこそはあったものの上位5位項目は全く同じであり、1位は選手の回答と同様「競技団体の組織力・経済力」であった。障害者のスポーツは、多くの競技団体がボランティアにより支えられている現状がある。アンケートの自由記載には、こうしたボランティアによる運営に限界を感じているコーチ・スタッフのコメントも多く寄せられていた。韓国では国庫で団体の事務局長・事務局長補者の給与を賄う体制をとる。こうした先行事例も含め、組織体制の見直しも今後検討していく課題であるといえよう。

図4:パラリンピック選手が考えるオリンピック選手との違い