笹川スポーツ財団 (以下、SSF) 理事長の渡邉一利が9月、岩手県葛巻町を表敬訪問しました。
同町は、チャレンジデーにおいて、各行政区34自治会や町民まなびぃ学園など、さまざまな団体が自らに合ったプログラムを毎年企画・運営するかたちで、25年もの間続けてきました。その取り組みが評価の対象となり、チャレンジデー2019においては笹川スポーツ財団特別賞を受賞しています。
県の中部に位置し、人口は6,500人未満と小規模ですが、再生可能エネルギー発電や、くずまきワインおよび高品質の乳製品の生産、高校生を対象とした山村留学生の受け入れなどを行う先進的な自治体でもあります。
そのため、今回の表敬訪問も通常の庁舎ではなく、葛巻町の良さがわかる景色の素晴らしいくずまき高原で始まりました。鈴木重男町長との談話後は、觸澤義美副町長のご案内で、葛巻町社会体育館をはじめとする町内のスポーツ施設や山村留学生受け入れ施設などを見学し、大変充実した訪問となりました。
今回の訪問では葛巻町に加え、充実したチャレンジデー企画を実施した岩手県軽米町および青森県田子町へも表敬訪問を行い、継続参加への協力を仰ぎました。
ニンニクで有名な田子町のチャレンジデー2019は、子どもを主な対象に据え、運動の実践に加え、東洋大学陸上競技部男子長距離部門監督 酒井俊幸氏による講演も行うなど、健康への意識を高める内容でした。一方、軽米町では高齢者の方を対象にセミナーや体操、スポーツ大会など多彩なプログラムが行われました。
山本賢一軽米町長は「町内のスポーツ推進委員も多く協力してくれている」、山本晴美田子町長は「対戦を通じて他の自治体への理解が促進されている」と述べ、今後のチャレンジデー実施に向けて前向きな姿勢を示しました。