スポーツアコードのもうひとつのメインイベントが「招致都市によるプレゼンテーション」だった。
2020年夏季オリンピック・パラリンピックの開催地決定(9月7日)まで、あと100日となった5月30日である。招致レースはいわば第4コーナーを回ったところ。東京ほか、イスタンブール(トルコ)、マドリード(スペイン)の3都市が初めて集まった。
わずか20分間のスピーチでどう都市をアピールするのか。トップバッターのイスタンブールに次いで登場した東京招致委員会は、「パッション(情熱)」と「チームワーク」で東京の魅力を訴え、聴衆を沸かせた。
ついロシア語で「ハラショー(素晴らしい)」と声を発したくなった。情熱とリズムがあったからだ。最初の竹田恒和・招致委理事長(日本オリンピック委員会会長)のプレゼンター紹介からテンションが高かった。紹介されたフェンシングの太田雄貴選手は剣を構えるしぐさをして、聴衆の笑いを誘った。